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夜の日常
夜は嫌いだ。
何故かって?
それは…………大嫌いな母親が帰ってくるからだよ。
何時も俺の様子をソワソワして伺って……。
俺をバケモノでも見るかの様に恐れている。
だからだ。
自分が、バケモノだって事は十分に承知している。
だけど、親だけは本来の自分を受け止めて欲しい。
昔の俺にはそんな思いがあった。
だけど、、今の俺は…………そんな事、特区にどうだって良い。
なんて、思って夜の街を歩く。
大体、俺が、夜に外へ出かける時は母とすれ違う。
しかし、そこに会話は無い。
ただ、お互い顔を見合わせすれ違うだけ。
それだけだ。
比奈『お母さん,おかえり。お母さんの分のご飯温めてあるから一緒に食べよ?実は比奈も夕飯まだなんだ〜♪』
真紀『……そうなの?そっか……なら、一緒に食べようか』
比奈『うん!』
そんな会話を何時も小耳に挟みながら出かける。
行く宛は特にはない。
ただ、夜道をスマホを弄りながら車の通らない道をフラフラと不安定に、なりつつ、
俺は※歩きスマホをするだけだ。
※良い子は真似しないでね!
そして、12時を過ぎて、家に帰る。
それが、俺の日常。