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これまでの登場人物

◎主要人物


神無月稀名かんなづきまれな


十八歳。無職。黒髪黒目で中肉中背。

ビルザールに召喚された勇者の一人だったが見込み違いと判断され、追い出されてなんやかんやあって懸賞金をかけられ指名手配される。

ウィズヘーゼルの襲撃で懸賞金が跳ね上がっていることを本人はまだ知らない。

様々な出来事や人物に振り回され、結果的にオオゴトになることが多い。

ニート生活の復刻を目論む。


【神無月稀名の使い魔】

・チェルト

樹齢約千二百年。霊樹と呼ばれる、木が精霊化して十代の少女の姿をとったもの。

個体名はチェルト・ルーカ・エル・レジャルジャ。

短めで少しくせのある、黄緑色と薄い藤色の混じったような髪をしている。根本のほうが黄緑多めで毛先のほうが藤色多め。背は低いほう。

フード付きのワンピースを着ており、春先や風の強い日などにフードを目深にかぶるくせのようなものがある。

スミラスク近郊の樹海に住んでいた精霊のコミュニティー『沼の民』の一人。

兵士に捕まっていたのが少しトラウマになっていて、人間の大人はあまり好きではない。人ごみも苦手。


・黒竜

雷侯に『精霊兵器』として捕らえられていた精霊の一体。黒い鱗を持つ竜。

個体名はシャッグ・ホール・デホトゴース。

自らの鱗を無尽蔵に増やす『黒妖鱗アウフホッカー』という魔法を主に使う。

敵対する者は例外なく殺すような過激な性格の持ち主。

ただ基本的には人間が好きで、自分を怖がらない者と手を組みたいと常々思っていた。


・雷鳥

雷侯に『精霊兵器』として捕らえられていた精霊の一体。黄色の羽毛を持つ巨鳥。

魔法は使えない。高圧の電気を生む体質だけで、一部地域で神獣と呼ばれるまでになった幻獣。

電撃を主な攻撃手段とする。

人間の言葉をしゃべることはできないが、言葉の意味はある程度理解している。

背の高い金髪の美女に化けることができる。

個体名はワゥケイオン。鳴き声から「しゅわちゃん」というあだ名がつく。

かわいいものが何よりも好きなので、あだ名はわりと気に入っている。


・パトリック・ラザフォード

ゲームのコントローラーに『精霊兵器』として封じられている精霊。

身体は『流動するなずき』と呼ばれる、触れたものをねじ切る危険な泥水のような液体でできている。




クーファ


千十八歳。長い年月を生きてきた白い鱗の竜。

銀細工を作って操る『白銀の細工師イル・マリネン』、傷を治癒するだけでなく身体の調子を完璧な状態までもっていく『天国の露』など、強力な魔法を駆使する。

普段稀名の近くにいるときは銀髪の幼女の姿になっていることが多い。

鱗が白かったりするのは突然変異の色素異常なので、同じ仲間は世界に確認されていない。

精霊化する前からの習性が今も残っていて、二、三時間ほどの短い睡眠を一日に数回分けてとっている。

ほかには、なつくと頭の角を腹のあたりにグリグリ押し付けてくる。

各地で様々な伝説が残っている。ただし、気に入らないという理由でカブトムシを殺した某国の王を尻尾で殴り飛ばしたとか、人間モードで食い逃げしながら町じゅうにあるすべての出店を制覇したとか、世界を滅ぼす系の魔王と友達だとか、とにかくそこかしこで暴れたとか、どれも信憑性は定かではない。

そういった伝説の中には、地上に迫りくる星を跡形もなく消し飛ばしたという『星払いの逸話』という、人々にとって有益な伝説も持つ。

大昔に家族を全員失った過去を持ち、それ以来一人で気ままに生きてきた。やや身勝手な一面も。




ウル


奴隷として売られそうになっていた少女。十四歳。栗色の髪、目は左が緑で右が赤い色をしている。

王都で殺されそうになっていたところを稀名に助けられる。

頭は回るが勉強はあまりできない。文字の読み書きも苦手。

潜在魔力が高く、精霊によく好かれる。

教団の一件から稀名をより慕うようになった。

眼の色が同じという理由で、昔語りに出てくる人物レーシィ・レソビィークとして教団内で祭り上げられている。


【ウルの使い魔】

・ケルピィ

水棲馬の精霊。水に変化して自由に動き回れる。体力には自信があるようだ。

本当はしゃべれるが口が悪い。マスコットの座を虎視眈々と狙っているので普段は「キュッ」しか言わない。一体化フェチ。


・『沼の民』一同

スミラスク周辺の森に棲んでいた精霊コミュニティーの人外たち。

河童、浮遊する丸太、カニみたいなの、火の玉×2、苔の塊×3、と個性の強い面々。うち言葉で意思の疎通ができるのは河童と丸太のみである。

棲む場所をなくして、皆駆け込むようにウルの使い魔となった。

新しい沼を探すまで世話になる予定のようだが、気楽な連中なのでその目的を忘れることがたびたびある。


・サラマンダー

・コルンヴォルフ

スミラスクで精霊兵器として捕らえられていた二体。

サラマンダーがトカゲ、コルンヴォルフが狼のような見た目をしている。


・ガーレ・グアーレ

糸紡ぎの精で、通称ガーレ。小人の女の子のような見た目で、髪が長く自分の身長くらいある。

裁縫も得意で、ウルの服作りを一手に担う。引っ込み思案な性格をしている。




ネミッサ・アルゴン


ウィズヘーゼルで結界のやしろを守っていた魔法師マホツシの少女。十六歳。三つ編みおさげ。

二年前、突然やってきた青い蛇の精霊(コル)の話を信じ、結界を守るため森の中で一人暮らしをしながら社の維持と魔法の勉強をしていた。

古い文献などをもってきたのはコルだが、魔法師の魔法は独学で学んだ。

一定の空間に効果を作用させる『結界術けっかいじゅつ』や、二メートル近い棒(クォータースタッフ)を別の武器へと変じる『心枢霊轄しんすうれいかつ』などの魔法師の魔法をおもに使う。

使い魔もいるので、普通の魔法も使える。

昔は内向的な性格であまり友達もいなかったが、一人暮らしを始めてから精神的な部分が鍛えられていった。

努力家だが、やや世間知らずなところがある。

両親はともに死亡している。


【ネミッサ・アルゴンの使い魔】

・コル

青いツチノコ。ビルザール東側の地域にあるクェルセン川の魔力から生まれた精霊。

コルという名称は真名であるコルダーグ・クェルセンを略した言い方。

水の流れを操る魔法を使う。


・バラム

白い巨大な狼。ビルザール西側の地域の森にある獣道から生まれた精霊。

獣の言葉を解し、自由に使役できる能力を持つ。

昔クーファと戦って負けて以来白い竜が苦手になった。


・バンナッハ

常に地中や壁にもぐっている男の姿をした精霊。山の魔力から生まれた。酒好き。

大地を隆起させる魔法を使う。





◎辺境国クィンタイルの工作員


レルミット・レレミータ


十七歳。中肉中背。髪は長くポニーテールにしていることが多い。目がぱっちりとしていて元気な性格。

たぐいまれなる身体能力を持つ。変装術も少し使える。

ビルザールにて諜報活動をする工作員の一人。

時々突飛な考え方をする。

嘘をついたりごまかしたりするのが苦手で、最近は「下手にごまかすくらいならバラしちゃえ」というアホ以外を容赦なく置いてきぼりにする特殊な論理に行きついた。

本名はリディア・スパークル・クロムレック。




ルパンデュ・リンピカート


三十代くらいの男性。なんだかんだで面倒見がいい。

とくに世話を焼いているレルミットには、早く男を作ってさっさと家庭に入ってほしいと思っている。

故郷に帰りたいが、現在はなりゆきで稀名たちと行動を共にしている。





◎ラーガ教団レーシィ派


アシュリー・コルドウェル(オクターヴ・ブランシャール)

クローディア・コルドウェル(ミル・グラード)


双子の姉弟で、アシュリーが男、クローディアが女である。

二人とも金髪で整った顔をしていてよく似ているが、性格はあまり似ていない。

教団に連れ去られていたが、故郷へ帰るため教団を抜けて稀名たちと行動を共にしている。



コロナ・パーカー

オロペル・ユーリン

レム・ママル


教団に連れてこられた気の毒な人たちだが、いい生活をさせてもらっていたせいであまり家には帰りたくはないようだ。



窓口の信者の人


ローコクで入信者の受付をしていた教団の幹部の一人。現在は教団の運営を任されている。





◎ラーガ教団雷侯派


アデルバート・フラックシード


騎士パトリックの私兵団『篝火の兄弟団』を率いる二十歳前後の男。

ウィズヘーゼルの騎士ガルムの息子だったが、教団に洗脳されて破壊工作に手を貸した後、姿を消していた。

筋肉質で、父のガルムから『波動極光流甲冑拳法はどうきょっこうりゅうかっちゅうけんぽう』を習っていた。

普段は上半身裸で、武器を持っていない方が強い。





◎ビルザール騎士団


ガルム・フラックシード


ウィズヘーゼルの騎士。四十代後半。筋肉隆々の大柄な男で、あごにはもじゃもじゃとヒゲが生えている。

波動極光流甲冑拳法はどうきょっこうりゅうかっちゅうけんぽう』という拳メインの格闘術を使う。

屋外で裸になると開放的な気分になれるらしいが、町では人の目もあって服を脱ぐことができず、毎日やきもきしてすごしていた。




ヘルムート・フォン・ヴィンデバルト


スミラスクの騎士。二十代。茶色い長い髪を持つ好青年。若いが、結婚していて妻がいる。

勇猛果敢で、日々兵たちとの鍛錬を欠かさない。

普段は周囲の人間の言動に気を付けて自分の行動を決定しているが、自身の欲望には正直である。

ドM。




◎召喚された者


不動国幸ふどうくにゆき


短髪の活発そうな男。二十歳。

武器は赤い剣と、赤い剣から出る粒子状のもので鎧を形作る『絶対防御鎧装ぜったいぼうぎょがいそう』。

鎧には物理攻撃と魔法攻撃を無力化する能力がある。

ほめられて伸びるタイプだが図に乗るのも早い。

現在はウィズヘーゼルに滞在中。




支倉杏はせくらあん


二十代の物静かな女性。ビルザールへ連れてこられる前から何か武道をやっていたらしく、運動神経は高め。

能力である『二挺剣銃トゥーハンド・ソード』は、銃に剣のついた武器フリントロック・ソードを二本召喚でき、弾丸と火薬を自由に生み出せる。

現在はどこにいるのか不明。




サラリーマン二人


まだ本編では未登場。

現在は二人一緒に行動している模様。

本編の続きは今日か明日更新できると思います。よろしくお願いします。

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