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6 眩しくて
そんな君の笑顔が眩しすぎて再び私は思わず逃げ出した。
自分がここにいていいのかわからなくなって、
一生にいるだけで罪悪感を覚えてしまいそうで怖くなかった。
まぁ、結局のところ勇気がなかっただけなんだけどね。
君が怖くて路地裏に逃げ込んだら目の前に大きな空の木箱が沢山積み重ねられていて、
それは君から隠れるにはちょうどいい場所だった。
でも、今考えるとそれが間違いだったんだ。
馬鹿な私は木箱から飛び出ている釘で手を切ってしまったんだ。
それが運悪く動脈を傷つけてしまったみたいで、見たことないほど沢山血が出た。
私はびっくりして動けなくなってしまった。
探しに来る君の声にも反応できないくらいびっくりして、
目の前が真っ暗になるまで動くことができなかった。
そして、気づいたらジェイさんの家のベッドだった。
目を開けると心配そうなジェイさんと、ジェイさんの恋人のマリアさん。
そして、みっともないくらい泣きながら私を見ている君がいた。




