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次はきみが笑う番だ  作者: odd
2章 君との日々
13/38

13 世界を愛そう

ライに会ってから1年が過ぎようとしていた。


当初の私の不安とは余所に、1年が過ぎても私はライはもちろんのことエリックやアスカ、ロイドと一緒につるんでいた。

この頃くらいから街の人からは悪ガキ5人組と私たちのことを呼ぶようになっていた。

ありがちなことだけど島の防波堤に落書きをしたり、お店の商品をつまみ食いしたり、街の木を切り倒したりと街の人からしたら迷惑なことばかりやっていた。

そんなことばっかりやっていたものだから、色んな大人の人からよくカミナリを落とされたりした。そうなって、私たちはびっくりしてしょげた顔で謝るとたいてい皆笑って許してくれた。

街の人は「子供のしたことだから」って笑って許してくれたけど、私が昔いた場所でそんなことをしたらきっと私の命はなかっただろうな。大人でも色んな大人がいるんだなって怒られたあといつも思った。



私とライがイタズラをして怒られたときは、いつもライの兄であるセンが一緒に謝ってくれた。センはライの5歳年上の兄だった。

ライと同じ栗色の髪をした、ライより優しそうなお兄ちゃん。

センが一緒に謝ってくれたあとには、いつも私とライの頭にセンの拳骨が落ちる。それが痛くて泣きそうな顔になったら、センは優しく私達の手を引いて「帰ろう。」と言ってくれる。


私はそんな優しいセンが大好きだった。

センが自分の兄だったらよかったのにって言ったら、いっつもライとセンの取り合いになった。私があまりにも、センに懐くからライとケンカになったこともあったっけ。

今となっては、笑い話だけどセンに構ってもらいたくてわざと転んでケガをして帰ったときもあった。

それを見て本気で心配してくれるセンを見たらいたたまれなくなって、それ以降はしないことにしたんだけどね。



この頃、私の周りにいる人は皆素敵だった。


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