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蜘蛛を殺したんだ

あれ~。夜蜘蛛って親戚の生まれ変りだから殺すなって言いますよね?

そもそも夜に蜘蛛が現れる事ってあんまりないけど・・・。

怖さを知るたび強くなっていく

君子危うきに近寄らず?

火中の栗を拾う!

あ~ややこしい


世の中名言数あれど

稀少な名剣は握らせてはくれない

賢明な判断

絡みつく糸をカッターで切断


蜘蛛を蜘蛛を殺したんだ

夜蜘蛛は殺すな

どんよりとした厚い雲の夜

僕はもやもやしていた


雷が落ちる

神になり堕ちる

ギターの轟音が鳴り響く

霰が降る


恐怖を知るたび強くなっていく

人間万事塞翁が馬

案ずるより産むが易し

トイレに行きたい


酷い血便だった

僕は死を覚悟した

括弧助かりたい

心の声


蜘蛛を蜘蛛を殺したんだ

親戚の生まれ変りを

だからバチが当たったんだ

お~ライオンの怪音


テレビをつける

砂嵐 ザーザー

雨が降っているのか?

基準値を教えてくれ


恐怖の記憶なんていらない

楽しい事ばかりしていたい

さっき使ったカッターで

手首を切った


ああ、温かい

凍えるようなこの世界で

静寂に優しく殺されるこの世界で

この血液は潔癖


手を洗え 手を洗え

傷跡に沁みるその痛みは

ぞんざいに言えば存在

だから黴菌が侵食してくる


在りし日の思い出を

誰かの記憶の中に刻めるように

まるで蜘蛛が自らの家を作り上げるようにせっせと

まるで空が恥じらい雨雲にお隠れになってしまうように密かに


しかし悲しい事に自然界の脅威の前に

震えるしかないのか

何故ならば僕は蝶

蜘蛛の巣に届く 雲に届かない


ならば記憶を共有しよう

思考伝播

それを輪廻転生と言う

診断 判断 決断 一刀両断 それでも終わりは来ない

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