側にいて
赤い糸のお話です。
天使でもいい
悪魔でもいい
あくまでも君が
側に居てくれればいい
千年桜の木の下で
二人交わした約束
今も覚えているかい?
指切りげんまん
その時感じたんだ
これが赤い糸なんだって
君とはどんなに離れていても
結び付けられる運命
今日感じた事共感したいんだ
例えば霜柱を踏みつけたときに
サクサクと音がしたんだ
とても心地良い音
今日感じた事共感したいんだ
例えば氷点下の日
太陽に照らされてキラキラ輝くダイアモンドダスト
とても心地良い光
そんなささいな事
君と話したい
学校帰りファストフード店で
ハンバーガーなんか頬張りながら
君の瞳に映る物
全て僕の瞳に
僕の瞳に映る物
全て君の瞳に
心の最果てにて
眠る人形
時々それが本物の様に
僕を惑わせるんだ
君の髪に触れたい
その艶やかな髪に
でもまだ叶わない
早く大人になりたいよ
タイムマシーンがあったら
僕は未来へ行く 君はどうだい?
天使の様な赤ちゃんの頃の小指に赤い糸がついてるか
確かめてみる?
こんな僕でいいかい
ホントはちょっと不安
運命なんて
実在するのかなと
赤い糸が切れてしまわないように
僕は君が笑うたび
小指を隠すんだ
こんな時がずっと続きますようにと
心の最果てにて
涙する人形
時々それが本物の様に
僕の目を潤ませるんだ
ずっと続く約束 結婚
でもそれだけじゃ足りないんだ
僕の心をロックして
鍵は君に預けるから
そんな事絶対ありえないけど
赤い糸が何かの拍子に切れてしまったら
僕らはそれに気付かず
添い遂げられるのだろうか?
僕の視界はいつも未来への地図
僕の視界はいつも未来への地図
君と一つになりたい
でもなれないもどかしさ
タイムマシーンがあったら
僕は今に残る事にするよ 君はどうだい?
やっぱりこの時を大切にしたいんだ
時間というギロチンに引き裂かれたくないから




