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詩  作者: 本城 てるり
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「介護-1-」 

「介護-1-」 


親が歳をとる

親が老人になる

老いる

そんなことは誰でも知っている


体力が落ちても重たい身体

すぐには動かない身体

思い出せない記憶


口を出すだけで金を出さない親戚

ケツを拭くのはこちらなのに


施設なんて冷たいというあなた

お前の親なのに


兄弟姉妹がいないから

一人で決めなきゃ行けないと愚痴る君


兄弟姉妹がいるから

揉めて何も決まらないと愚痴る君


どうしてほしいと言えない老人の

口元を拭くのはこちらなのに


長生きしてね

元気でいてね


簡単に言えた昔

それでも手放せないのは

愛なのか責任なのか


誰も歳をとる

老人になれるかしら

老いたらどうなる


不安しかない未来に誰もが

向かっている


今日も愚痴と愛の間で

体を拭く


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