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リーベの形  作者: 梨くん
18/19

守り人

似たものがここにもひとり

 ガネットの悲痛な叫び声をどこか他人事のように聞きながらこの後来るであろう激痛を覚悟する。もう植物は避けられない距離まで迫っていた。目を瞑る反射もきっと間に合わない。

「サルヴィー!!やめて!!」

「!?」

フッと目の真横に風を感じたかと思うと背後でベキョっと木に何かがぶつかる音がした。覚悟していた痛みもない。植物が避けた?あの距離から?そう理解すると同時に今まで止まっていた時が動き出す感覚がする。

「っはぁ、っはぁ、はぁはぁ、っはぁ、ひゅっ、はぁ…はぁぁ…。」

ぜぇはぁぜぇはぁ、とこれまで止まっていた呼吸を再開させる。緊張が解けて、器官が緩み、大きく息を吸えば咽せ、ごほごほと大量の冷や汗とに咳をして何とか呼吸を落ち着かせるとようやく状況を理解できる。助かった。今はそれだけ理解できれば十分だ。船酔いを起こしていた時よりもさらに真っ青な顔色のガネットが近づいてきては必死に俺の背中をさすっている。

「カイヤくん!カイヤくん大丈夫!?怪我は!?」

「ない…。」

そう言うとほっとしたのか、ガネットの表情が緩んだ。しかしそれも長くは続かず、ガネットはキッとある方向を睨みつけて怒鳴る。その先には赤髪に深い緑の目を持った男がいた。そいつはこちらを警戒しながらソフィラさんを庇うように後ろに隠し、ガネットの視線を真正面から受け止めている。

「ちょっと!!いきなりカイヤくんに何するの!!??」

「貴様らこそソフィラ様に何するつもりでいた?この方が我が国の第二王女と知ってのことか?」

「サルヴィーやめて。この人たちはわたしが呼んだの。」

「ソフィラが?」

「うん。」

「なんて危険なことを!こいつらが犯人かもしれないんだぞ!?ロジュリア様が消えた今お前まで消えてしまったら…。」

先程まで険しかった表情は一変して心配と戸惑いが混じったようなものになる。

「違う!カイヤ様とガネット様はそんな人たちじゃないのです!!それに冒険者さんたちはおねえちゃんが消えた今!どんな理由であれどわたしたちを助けようとわざわざこの国まで来てくれています!そんな風に言うのはわたしが許しません!お二人に謝ってください!」

「だが…。こいつらの入国情報が俺に来てないだろう!?素性が安全かどうかも分からない奴らを…。」

「わたしがいいって言ってるの!謝って!じゃないとおにいちゃんのこと嫌いになるから!!」

「…………………………っはぁ…。」

ソフィラさんの剣幕に圧倒されたのか、はたまた最後の言葉が効いたのかそいつはたっぷり十秒固まってから大きなため息をつき、こちらへ向き直ったかと思うと片膝を地につけた。そもまま流れるように胸元に手を当てると頭を下げる。

「この度はソフィラ様のお連れ様とは知らず無礼な真似をしてしまい申し訳なかった。しかし我らもこの状況、身勝手なことは承知だがどうか許してほしい。」

「謝って済むことじゃないでしょ!もうすぐでカイヤくん大怪我するところだったんだからね!?」

「承知している。そのつもりだったからな。」

「はぁぁぁ!?」

「サルヴィー!なんてこと言うの!」

「もう我慢できない!その無駄に綺麗な顔燃やしてやるんだから!」

「ほう?上等だ赤髪。貴様のそのやたらと小綺麗な顔立ちに傷をつける覚悟があるならかかってこい。」

「ちょ、ちょっと待てガネット!」

「サルヴィーもダメ!」

ガネットが杖を構えたところで慌てて制する。止めなければ他所の国で乱闘が起きていた。しかもソフィラさんの兄然り、聖女様のご兄弟と。それは大変まずい。まず間違いなくこの国から追い出される。追い出されるどころか最悪の場合首が飛ぶ。ここには死にに来たわけではない。

「カイヤくん止めないで!」

「駄目だガネット!そいつに手を出したら最悪俺の首が飛ぶ!」

「えぇ!?」

「そもそも、悪いのはこっちだ。そいつに非はない。」

「…。なんだ。青髪の方は多少話が分かるみたいだな。ならさっさと出ていけ。投獄されたいか?」

「な、なんでアタシ達が投獄されなくちゃいけないのよ!?」

「落ち着けガネット。考えてもみろ、俺達は本来受けるべき審査を受けていない。それに加えて聖女様が消えてしまった今この状況下で聖女様の妹と共に行動している。素性の安全性が確認できてない俺達がだ。投獄されても文句は言えない立場だろう。本来謝るべきなのはむしろこちらの方だ。」

「うぅ…。」

「そういうことだ。こちらこそすまなかった。そちらの立場をもっと考慮すべきだった。大変申し訳ない。この通りだ。けれど出て行くわけにはいかない。俺達には目的がある。だからどうか連れの無礼とこの国への滞在を許可してほしい。必要なら審査も受ける。」

「…。ふん。」

「なにその態度!?」

「サルヴィー!もう!」

頭を下げる俺をしばらく見つめてなにかを考えているそいつの返答を待つ。沈黙の後、ふとそいつはソフィラさんの方を向いて口を開いた。

「.........。ソフィラ。こいつらは本当に信用できる奴なんだな?」

「う、うん!」

「…分かった。貴様らの入国及び滞在を許可しよう。ただし、もちろん審査は受けてもらう。それでこの件は不問だ。わかったのならついて来い。城下町まで案内しよう。」

「!?ありがとう、おにいちゃん!!」

「すまない。感謝する。」

「今回だけだ。」

「なーんか、納得いかないけど…。」

「なら貴様だけ霧の中放り出すぞ、赤髪。」

「はぁ!?アンタだって赤髪じゃん!アタシの名前はガネット!ガネット・プレシュレーズ!!」

「プレシュレーズ…厄介な…。」

「え!プレシュレーズってあの…。人間の国のおひとつの!わたし…あぁあぁ、わたし!とても親しげに接して…。ごめんなさいガネット様!無礼でしたよね?」

「ううん!全然気にしないよ!たくさん話しかけてくれてむしろ嬉しかったなぁ。それにアタシのこと助けてくれたじゃん!本当に感謝してる!それにソフィラちゃんもこの国の王女様なんでしょ?アタシこそごめんね。正式な挨拶もしないで…。」

「いえ、そんなことはいいのです…。えっと。」

「プレシュレーズの王族が何故ここに護衛もつけず、使者も寄越さず来たんだ?貴様の行動一つで戦争にもなるぞ。今回がいい例だ、この喚く地雷源め。貴様のせいで外交に支障をきたしたらどうするつもりでいる?もっと上に立つ者としての自覚を持て迷惑極まりない。」

「こっちだっていろいろ事情があるの!それにアタシは今!王族としてじゃなくて普通の女の子として冒険者になったんだからアタシにそんな影響力はありません!!」

「だからと言って…。」

「あぁ!もううるさい!ついて来いって言ったのはそっちでしょ!早く案内してよ!」

「そうです、サルヴィー。あんまり詮索するのは失礼なのです!ガネット様!こっちです!わたしについてきて来てください!」

「あ!うん!カイヤくんも早く!」

「おい待て!ソフィラ!プレシュレーズ!」

俺とソフィラさんの兄を残してソフィラさんがガネットの手を引いて早々に行ってしまった。先程から全く話に混ざれなかったが、これは取り敢えず良い方向に進んだという認識でよいのだろうか。チラッと兄の方の顔を伺えばまたもや大きなため息をつき、ただ一言ついて来いと言われる。良かった、案内はしてくれるようだ。前方で楽しそうに話しているガネットとソフィラさんを見失わない程度に距離を取り二人並んで歩いているとふと話しかけられる。

「先程は攻撃してすまない。怪我はないか?」

「ないです…。こちらこそ勝手にすみません。」

「もう過ぎたことだ。それにソフィラ様にも比はある。一概に貴様らが悪いというわけではないのは俺も理解している。だからこそすまなかった。」

「俺達はこの国の滞在を許してもらえるだけでありがたいですよ。そちらの事情も理解できますし、貴方の行動は何もおかしくない。そうだ、遅れましたが自己紹介をさせてください。もちろんそれだけで安全性を証明しようとは思ってませんし、審査も受けます。俺はカイヤ・キャトル。ランク4の冒険者です。ここには聖女様捜索の依頼を受けて来ました。」

「予想はついたがやはりそうか。俺はサルヴィー・モルフォー。ソフィラ様の守り人をしている。敬語はいらん。俺に大層な身分はない。好きに呼べ。」

「そうか…ソフィラさんが兄と呼んでいたからてっきり王子かと。」

「形だけの兄だ。それに妖精族には女王や王女はいれど王や王子はいない。」

「は?」

「知らないのか?妖精族は母権社会だぞ。一人の女王が国を担っている。王族と名乗れるのもみな女性だ。」

「…。」

「なにを唖然としている。」

「いや、衝撃すぎて…。」

「仕方ない。城下町まで距離がある。それまでこの国のことをある程度教えてやろう。疑問があるなら言え。」

「ありがたい。じゃあ、基本的なことから頼む。」

正直この申し出はありがたい。国のことを知るいい機会だ。

「先程も言ったが妖精族は母権社会だ。国王は存在せず、女王陛下がこの国の全てを担っている。王族と呼ばれるのも女王陛下から生まれた妖精または自然から生まれ養子になった女児のみ。今は聖女のロジュリア様とその妹のソフィラ様のみだ。男児は王族とはみなされず護衛、守り人となる。俺の場合女王陛下から生まれはしたものの男児だったためソフィラ様の守り人についている。守り人は専属護衛とでも思えばいい。」

「ま、待て。妖精族は二種類の生まれ方があるのか?」

「あぁそうだ。女王陛下から生まれる場合と自然から生まれる場合の二種類だな。これから行く城下町の国民は全て自然から生まれた妖精族だと思え。女王陛下以外の妖精族は子供を作らないからな。」

「なる…ほど…。人間とは違いすぎてもはや訳が分からない。」

「我々はそういう生き物だ。ところでキャトル。貴様こそ分からない。何故貴様がプレシュレーズとパーティーを組んでいるのか。あれの護衛か?にしては若い気もするが…。」

「あぁ、それは…。」

何故俺たちが共に行動しているのか、事の顛末をサルヴィーに説明すると彼はありえない、という顔をしてガネットの方向に顔を向ける。

「馬鹿だろうあの赤髪。あの赤髪もそうだが、プレシュレーズも大概だ。なんだ、プレシュレーズには馬鹿しかいないのか?血縁だろう。何をどう考えたらそうなる。」

「それに関しては俺も同意だ。まったくあの国王は何を考えているのか分からない…俺はボケているに一票入れている。このことはガネットには言わないでくれ。」

「ふはっ。なら、俺もその案に一票入れよう。キャトル、貴様真面目で誠実そうな割に大胆だな。王族侮辱とは。」

「せずにはいられないだろあんな親。」

「そうだな。」

そこまで話すと、ふと遠くからざわざわとした騒音が聞こえてくる。前方を見れば多少距離はあるもののそこには大きな城門があった。周りは大きな木々で囲まれており、それが城壁のようになっている。いかにも自然を好む妖精族らしい。

「見えてきたな。あれが我が国の城下町の入り口だ。殆どの妖精族が生活している。」

「おお。」

感心していると前からガネットに呼ばれる。彼女たちは一足先に城門の前までついていた。

「カイヤくーん!早く早く!」

「今行く。」

速足で向かえば、遅いと苦言を呈された。改めて城門を見ると大きい。所々、植物が絡みついていたり花や木の実が成っていて圧倒的だ。サルヴィーが門前へ到着すると懐から笛を取り出してピーっと鳴らした。すると中からそれに応えるように同じ笛の音が返ってくる。

「ガネット様少し離れましょう。危ないです。」

「う、うん。」

音が返ってきて少しすると門が重い音を鳴らしてして開き始めた。途端に広がる城下町の景色。外と同じく自然豊かではあるものの木や植物、白い石でできた建物がある。自分の背丈を優に超える花や木がそこら中に生えているし、町中に川が流れているが人間の城下町に近い造りだ。

「わぁ!すっごい綺麗!入っていい?入っていい?」

「いいですよガネット様!早く行きましょう!」

「待て。入る前に審査があることを忘れるな。ソフィラ様も国を案内したい気持ちは分かりますが落ち着いてください。」

「ご、ごめんなさい。」

「どこで受ければいいの?」

「こっちだ。」

サルヴィーに案内され城門の近くにあった番所に入る。そこにはきっちりとした隊服を着た妖精族がいた。

「サルヴィー様!お疲れ様です。王女様もご無事で何より。女王陛下が心配されていましたよ。そちらのお二方は冒険者様でしょうか?見たところ貴方方の入国情報はありませんね?いったいどういうつもりでしょう?サルヴィー様?」

「この二人はソフィラ様のお連れ様だ。」

「ごめんなさい。兵士さん。わたしの独断で審査を勝手に飛ばしてしまったのです。だからサルヴィーは悪くないのです。」

「そうでございますか。ですがたとえお連れ様であっても審査は必須事項。サルヴィー様もそのつもりで連れてきたのでしょう?」

「そうだ。」

「ではお二方は冒険者の証であるプレートを私に預けた後、ボディチェックのため奥の部屋にお願いいたします。その際に、武器等などはお預けください。」

「分かりました。」

「えっ、ちょっ、ぼ、ボディチェックって、ぬ、脱ぐの!?」

「はい勿論です。」

「アタシ裸になっちゃうじゃん!?全部丸見えじゃん!?」

「その為のボディチェックですので。」

「いやぁぁ!アタシお嫁に行けなくなっちゃう!?」

「たとえ貧相な体つきでも誰も気にしませんよ。単なる危険物を所持していないかのチェックですので。」

「はぁぁぁぁ!?ねぇ、今貧相って言った!貧相って!」

「それに貴女のチェックは私ではなく女性が担当するのでその点ご安心ください。」

「あっそ。じゃあ早く済ませてよ!あとアタシ貧相じゃないから!ね!カイヤくん!?」

「いや、俺に振らないでくれ。知らん。」

「はい、ではお二方奥の部屋へどうぞ。」

「アタシほんっとに貧相じゃないんだからね!?ちょっと聞いてる!?」

…………………………。


その後俺もガネットも何とか審査を終え、無事に通過できた。

「お疲れ様です!ガネット様!それではさっそく行きましょう!ガネット様に見せたいものたくさんあるのです!」

「うん!ねぇ、カイヤくん!行ってもいいでしょ!」

「俺達は遊びに来たわけじゃ…。」

「分かってるよ!アタシもちゃんとする!これはそう!ずばり別行動!二手に分かれたほうが効率もいいでしょ!」

「はぁ。そうだな。好きにしてくれ。」

「やったぁぁぁ!それじゃソフィラちゃん行こう!」

「はい!」

楽しそうに駆けていく二つの背中を見送る。ガネットのこれまでの生活からしてこういう誰かと一緒に異国を巡る経験は初めてに違いない。なら少しくらいは楽しんでもいいのではないかと、そう思った。残されたのは俺とサルヴィーの二人。今思ったが、サルヴィーはソフィラさんについていなくていいのか?

「サルヴィー。いいのか?ソフィラさんについていかなくて。」

「今日くらいはいいだろう。それに今は町中だ。危険はない。何より、ソフィラのあんなに楽しそうな顔はロジュリア様が消えて以来初めてだ。それを曇らせるわけにはいかない。」

「分かった。じゃあ、俺は聖女様の情報を集めに行く。サルヴィーも俺にいつまでもつきっきりのわけにはいかないだろう?」

「なにを言う。ソフィラ様が貴様の連れといるならばこちらもそうするのが筋だろう。それに貴様はこの国に来たばかり。闇雲に探すよりもオレから聞き出したほうが貴様にとってもいいんじゃないか?」

「いいのか!?」

「あぁ、ついて来い。ここで立って話しても進まん。城に行こう。女王陛下にソフィラ様のことを報告しなければならないからな。付き合ってくれるだろ?」

「あぁ、勿論だ!」

「よし、こっちだ。行くぞ。」

そのまま町中を歩き始める。立派な城下町だ。妖精族や他の冒険者で溢れかえっていてどの店も騒がしい。露店や宝石店など色々な店が並んでいる。こう見ると活気だっていてとても聖女様が消えたようには思えない。もっとこう、どんよりしているのかと思っていた。

「…てっきりもっと静かな町かと。」

「今は冒険者であふれかえっているからな。嫌でも活気づく。それに本来もあまり静かではないぞ。笑い声や楽しげな声で溢れている。今はだいぶ減ったがな。」

「…。やっぱりそれは…聖女様か。」

「あの方の国での影響力は凄まじいからな。居るだけで皆、自然と笑顔になる。凄いよ、本当に…我が姉上は。」

「…。」

どこか憂いを含んだ瞳で呟くサルヴィー。こいつもきっとソフィラさんと同じような気持ちなのだろう。自分は何もできなかったと、後悔し、自分を呪う。

「俺は聖女様にお会いしたことはないし、聖女様の力の強さも分からない。けれど、お前やソフィラさんの話を聞いていると力の有無関係なく皆から愛されている人だと容易く想像がつく。そんな人が行方知れずなんてお前たちからしたら耐え難い事実だろう。それに防げなかったことへの悔しさも計り知れない。」

「.........。」

「だからこそソフィラさんもサルヴィーも必ず聖女様に会うべきだ。俺は最初報酬のためだけにここに来た。ただそれだけのために。最初ソフィラさんに会った時だって聖女様の情報が得られると喜びもした。でも今は違う。今、俺はお前たち兄弟を聖女様に会わせたい、そう強く思っている。報酬なんて二の次だ。それに…俺も過去に防げなかった。目に前にいたのに何もできなかった。その悔しさは今でも俺の中にある。だからサルヴィー、俺に手伝わせてほしい。お前ら兄弟と聖女様が再び会えるまで。」

大切な人を守れなかった事実は深く己が心に突き刺さる。その苦しみを俺は知っている。ソフィラさんだけじゃない。サルヴィーも生きて聖女様に会わなければ。

「キャトル。普通そのような慰めは自分の目玉を潰しかけた相手にするものじゃないだろう。」

「あれは仕方がない!俺がお前の立場でもそうする!むしろ凄かった!全く見えなかったし反応もできなかった!是非手合わせ願いたいね。」

「そうか。なら、女王陛下への報告が終わったら訓練場で一戦交えよう。俺も興味がある。」

「よし乗った!」

にやっと笑って軽く小突くと鼻で笑って返される。そのまま賑わう城下町を掻き分けて中心に見える城へと足を進めた。

俺と同じ思いをする奴はいなくていい

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