2話までの登場人物
アイシャ
主人公、14歳女性。胡桃色の長い真っすぐの髪、翡翠色の目。小柄だが、顔が良いのが自慢。暴力とは無縁に育ってきたが、武神の技を受け継がされ、あれよあれよという間にバイオレンスの巷に投げ出された。バトルでは無双で、勝利の気持ちよさと、暴力性をちょっと嫌だなぁと思う気持ちが相半ばしている。性根は善良で欲も少ないが、発想が安直で思考が浅いため、とんでもないことをやらかしがち。
ヤクタ
元・盗賊団の首領、現・アイシャの相方(家来)。19歳女性。浅黒い肌、黒いチリチリの髪、黄支子色の目。長身の美女。率いる盗賊団を雑に壊滅させられ、アイシャに降参、以後行動を共にする。武力は78。強欲で露悪的な性格だが、それに付随する要素として面倒見がよく、正否はともかく思考する習慣をもつ一面があるため、アイシャとの相性は良い。
(アイシャの家族)
ユースフ
父。ヤーンスの町で小さい商売を営む平凡で覇気がない、人の良い男。住む町に侵略者の魔の手が迫り、領都イルビースに住む弟を頼って避難しようとしたところからこの話が始まった。髪は薄いらしい。
ライ
兄。体格がゴツい以外は父によく似ている。アイシャを大事にしている。
ミラード
叔父。領都イルビースで小間物屋を経営している。武神の予言によればアイシャの夫になるかもしれなかった。実は謎の政治活動に携わる怪人物。ケイヴァーンという別名を使っている。武力は24。
(すれ違った貴族・軍人)
ファリス子爵
爽やかな好青年。甘いマスクで王都では婦女子に大人気。英雄と呼ばれているらしい。王子のお守り兼パシリ役。武力は80。
騎士ヤザン
34歳だが外見的には老成している。遭遇した女の子たちから爺やと呼ばれて傷ついた。武力は68。
騎士ボルナ
若い大男。それなりに見どころがあるのだろうが、ぞんざいに扱われるのが似合っている。武力は65。
サディク王子
王国の第3王子、18歳。蜂蜜色の髪、瑠璃色の目、濃い系統の美形。わりと武張った性格。武神流剣術を修めており、アイシャの兄弟子だということになった。武力は60。
(街の住人)
ナヴィド
“吉報”の異名を持つ情報屋。魔法使いでもある。化け物じみたルックスが自慢。底が知れない人物。いろんなことに詳しい。




