全部のあらすじ+
【第一話・森の中】
1~4日 武神と遭遇。翌日、ヤクタと邂逅。領都イルビースでミラード伯父の家に逗留。
【第二話・領都】
5~15日 ヤクザ・ナヴィドに関わる下街の大火災事件。その後、父を追って出奔。
【第三話・オーク】
15~19日 父とすれ違い、ヤーンスの町に着。戦場見学に出発、ベフランとは名を伏せて初対面。戦場にてオーク族司令官・メレイと面会。囚われのサディク王子を救出、メレイは自身の部下に暗殺される。流れで、敵陣を焼き討ち。オーク族は占領地まで撤退。
帰途、シーリンと邂逅。
【第四話・村と街と人】
20~26日 シーリンの護衛を兼ねての道すがら、プーヤー少年に会う。領都イルビースでは父の訃報を受ける。シーリンに同乗し王都ファール・ザフルを目指す。
【第五話・カムラン武神】
26~32日 途中、シーリンがカムラン神に遭遇。王都の外郭では悪党退治を依頼される。城内、シーリンの屋敷ではベフランと王太子アスラン、ハーフェイズが登場。カムラン神からの神託を受ける。
【第六話・王都騒動】
33~36日 シーリンとハーフェイズとの縁談がほぼ決まりで進んでいることを受け、ゲンコツちゃんに“神の子シーリン”の呼称を押し付ける策動を開始。塔を観光し、大聖女に跡継ぎの指名を受ける。“話し合い”のために王宮に突撃。
【第七話・王宮にて】
36日アスラン王子、サルーマン宰相、ハーフェイズ、ファルナーズ大将軍、マリカ王女たちと面談。義勇軍計画の主導者、支持者を得る。
【第八話・十字軍】
37~41日 ギルドで義勇軍のメンバー募集。苦労は事務方に任せて雑用にいそしむ。やがて十字軍が結成され、二手に分かれて大急ぎで王都を出発。野営地で夜闇に紛れてジュニア登場。
【第九話・海路】
42~49日 ワスーカ湊からアルタリ河を下るべく出港。河賊との遭遇から予定外の海に到着。海路、オークの奇襲船団に遭遇、襲撃して指揮官、魔道官、神話の魔神を退治、捕虜とし、オークの奇襲船団を撤退させる。
アイシャ、グリゴリィに恋する。
【第十話・武神混戦】
50~55日 戦場へ向けて陸路を進軍。アイシャ、失恋する。そのまま戦場に到着、別れていた仲間とサディク王子軍に合流。狂戦士と遭遇。翌日、サウレ神が押しかけ召喚され登場。5日後の決戦を約されてしまう。
【第十一話・決戦前夜】
56~60日 アイシャ、精神的キャパを超えて引きこもるも、グリゴリィの説得を受けて復活。しかしサディクに告られ、勢いでOKしてしまう。
敵の城が突如崩壊。様子を探るべく使者の一員としてオーク軍の総大将・イライーダ総司令と面会。和平交渉は破談、そのまま決戦の日に至る
【第十二話・ドキドキ!恋バトル】
60日 早朝から恋の花を咲かせる。午前中、決闘に辛勝。サウレ神は行方不明に。武神からは不甲斐なさを叱責される。
午後から決戦。アイシャは横から突撃する十字軍に合流し、夕刻前にオーク軍総司令官を捕虜とする。オーク軍は撤退、アイシャは夜中まで重傷者の手当に当たる。
【第十三話・革命の灯火】
61日 解放された東フィロンタ領都をパレード。勝利に沸く群衆から「聖王・聖王妃」と歓呼を浴びて戸惑う。昼過ぎ、メガネくんのために眼鏡の寄付を集める。夜、サディクは魔道具通信を受けて申し開きのために王都へ出発。
アイシャは革命の動きを止めるためにイルビースの叔父を訪ねる仕事を引き受ける。
62日 十字軍を解散。後事をハーフェイズ、シーリンに託してヤクタ、ロスタム、ジュニアを連れ、ヤーンスに出発。
64日 朝、ヤーンスに到着。夜、宴で戦物語をして盛り上がる。革命をそそのかす意見を聞く。
65日 革命家を訪ねて話を聞こうとするが、官憲に囲まれていることを察知して勢いで革命家を官憲に突き出す。ジュニアに無計画を叱られて屈辱に震える。
67日 城主に招かれて晩餐会に出席。女児城主の母親の治療を頼まれる。
69日 流れで女児城主の騎士就任式に出席。オリジナル祝福を披露。そのまま帰宅。
70日 町人たちに回復術を使うが、不評で落ち込む。失意のままイルビースへ出発。
72日 昼、イルビース到着。夜、プーヤーが訪ねてきて叔父と対面。
【第十四話・王都凱旋】
73日 早朝、迷子。朝、路地裏でナヴィドと話す。昼過ぎ、シーリンと再会。
74日 父の墓参り。王都へ出発。道中、河賊の船に乗る。
75日 嵐に遭い、途中の湊に停泊。一日休む。
77日 ワスーカ湊付近の船着き場に到着、王都再来。外郭都市で一泊。
78日 王都中央区で暗殺者に襲われる。シーリン邸到着。
79日 塔で武神と遭遇、死闘を繰り広げる。聖女たちとも会合し、就職の内定を得る。
【終話・旅のおわり】
80日 塔で一泊、神祇庁・大神殿からの使いに遭遇、逃げる。カーレン邸に戻る。
81日 王城再訪。マリカ王女の案内でサディク王子に再会。一泊するが色っぽい展開にはならず。
82日 シーリン邸に戻ってヤクタ・シーリンと、降って湧いた外交使節の話について激論。
83日 借りっぱなしで忘れていた魔道具を返却し、働きの褒美に屋敷をもらう。ヤクタ、突然に外交使節への参加意思を表明。
84~99日 お屋敷生活の準備を整えることとシーリンの結婚式の準備に奔走。
100日 シーリンの結婚式が王族、宗教界のボス、神様たちの参列の下しめやかに執り行われる。アイシャ、この地に腰を落ち着けることを決意、旅の終わりを実感。
【これから起きる問題】
・春に髪上げ式をやってしまったら自分の結婚問題が待ったなし。
・塔内部の修理ができ次第、関係各所と力任せに折衝して聖女制度改革と就職を断行する。
・ヤクタの旅立ちに、本当について行けないものか? 考え中。
・捕虜のマリアムとイライーダは王都に護送されてくる。アイシャは無視を決め込みたいが、絶対に一悶着ある確信がある。
・失踪したグリゴリィとナヴィドが保管するモルヴァーリドとの接触はなんだか腹が立つアイシャは是が非でも邪魔したい。あわよくばグリゴリィと再開して友達になりたい。
・マリカ王女は降伏の証としてのオーク皇帝の嫁末席の運命は逃れたが、和平の証としてのオーク皇帝の嫁上席の道が残っている。というか他の嫁ぎ先が見つからない。もう出家したいと泣きつかれたアイシャは辟易しているが、無視もできない。
・半神パワーを得たゲンコツちゃんは当座の目標をなぜかシーリンに定めているようだ。シーリンは迷惑がっているが、外交使節の出発までに一勝負なしに済ませる気が無い。
・そのシーリンも父派閥の政治関係に否応なく巻き込まれていく。婿・メガネくんが意外にやる気で、絶対にめでたしめでたしで終わりそうにない。
・サディクの下で陰の仕事に勤しむ革命家たちは現状マジメにやっているが遠からずプーヤーあたりが大ヘマをして重大な政治問題が起きる予感。いや、必ず起きる。
・そのプーヤーとジュニアがなぜかどこかで接触して気が合ってかなり濃い友人関係を結ぶ。ジュニアは人脈の豊富さだけはとんでもないので、無視できない。
・捕虜の護送で武神流六人衆も王都に戻ってくる。彼らにはアイシャの立場が蔑ろにされていると感じられ、慣れぬ地下政治闘争に身を投じていく。革命家と接近するのも必然といえる。
*
…これらのほぼ予定された出来事の合間に、思いもよらぬハプニングが差し挟まれていくだろう。ヤクタ抜きで、サッちゃんとテマリちゃんでアイシャを導いていけるのか。
ロクなことにならないんだろうなぁと皆様も思われますでしょう。でも、ハッピーエンドで終わります。ふわふわ娘がふわふわ紀行を終えてもドングリ拾いのネズミ婆エンドにならないよう、皆様も心の奥底で応援くださいますよう、お願いいたします。