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床下の迷宮  作者: へますぽん


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頂上決戦

豪天号の愛しい妻(予定)たちはすくすくと健やかに成長中。

それはもうすくすく。毎日ぐんぐん、ぐんぐん。

若竹のようにどんどんと体長と体重をのばしている。

ちゃんと豪天号達と体格が見合うように大型化が進んでいる一方

年頃の女児らしく口も達者になっているらしい。

むしろそっちがすごい成長を遂げている。

遂に手を触れない約束で近くまで寄る許可が出たのだ。

豪天号が半泣きで「ほんとうにコレでちゃんと育児出来てんのかな?」って相談にきたから。


彼女たちが楽しそうにボールに絡んで転げまわっている。

微笑ましい景色なんだけどそばで聞くと

「ちょっとっっ!!あんた、またアタシのことおしたでしょぉぉぉっ!」

「そっちこそ、さっきからわざとぶつかってきて、いちいちいたいんだけどっ!」

「なによ。いっつもいじわるばっかりしてぇ!!」

わりと殺伐としている。

挙句

「あんた、アタシがないたらおもしろいっておもってるんでしょぉぉ?このぽんぽこぴぃぃー!!」

などとキレ泣きしはじめる。

悪罵がぽんぽこぴーのほかにお宝だったりぽっこりだったりする辺りがそれぞれの保護者が頑張って接しているなと思うくらいで、幼い女児でしっかりものならこのくらいの気の強さは普通だし文鳥メスならもっと理不尽な女王様だそうよ?


というわけで順調に女児らしく成長していると観察の所感を伝える。

そのとき揉めていたのはルリコンゴウインコみたいな青い仔とワカケホンセイインコみたいな若草色の仔のいずれ劣らぬ鮮やかな毛並みでどっちが一番可愛いか意識しあっているっぽい。

なお、若紫ちゃんはその間いたって冷静で、喧嘩を仲裁するでもなく、参戦するでもなく、腰や股の毛繕いをしたり砂をなめてみたり、淡々と再開を待っていた。毛繕いはまだ上手じゃなくて毛並みと違う方にデタラメに撫でつけるのでむしろやらない方がマシなかんじが可愛い。

あの美しい紫がかったピンクの毛並みに早くブラシを入れてみたいものだ。

毛繕いの許可がどうしても出ない。豪天号が許さないのだ。

早くしないとあのバブバブしい毛が全部生え替わっちゃうのに。

っていうかもうだいぶ減ってしまっている。なんたることだ。

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