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床下の迷宮  作者: へますぽん


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ハーレムなのか!

酒樽を貢ぎ物にしてボロボロにいたんだわたしの身体を修復してくれるように

山吹が頼んでくれた。すごく良い声でたっぷりといろいろな言い換えで何度も何度も念入りに頼んでくれた。


大切なことらしい。

過不足無く、充分に主様に伝わるように、聞き届けてもらえるように、お願いするコツがあるらしい。


その証拠にわたしの痛みは台風が去った空のように、まったくもって見当たらなくなった。

ささくれすらない。

山吹たちへのお土産をお礼に差しだす。

「ありがとう。この恩には感謝しきれないけど、今はあるものしか差し出せなくて」

「なに。充分我々も得ている。ほら。おまえの相棒の様子をみるといい」


「ものすごいあっさりしたお願いの仕方だったけど、それも叶ったの?」

いや。わたしのざっくりとしたお願いも聞き届けてもらったんだから、さもありなん。

きっと『悪いところをなおしてほしい』だと、頭が悪いとか生活習慣が悪いとかそういう悪いまでふくまれてて難しいはなしになるのかもしれん。

『キレイなミズキ』が『女神の泉』から現われたかもしれない。それでもいいけど。


素っ裸のまま身を起こすと、豪天号のまえに小さなチンチラたちが群れてすくんでいた。


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