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床下の迷宮  作者: へますぽん


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次行ってみよう

都合の良いおんな、の扱いじゃない?

目的地までオートで歩く、しかも燃料は自分で調達、補給する。

あぁ、おんなというよりロボ?

火球で迎撃もするから少年の夢の乗り物?

AIじゃなくて乙女思考(お花畑)が対応するんだけどね。


なんか旅の相棒じゃなくて、チンチラのしもべしてる感が強い。

犬と暮らすとどうなんだろう。

台風の日に散歩してるお父さんは、彼は本当に主人なんだろうか。

女王様は奴隷(顧客)の願望を察知するサービス業だというが

お父さんはそういう意味の柴犬のマスターなのか?


わたしの家にいた猫は、わたしの兄弟で、母は猫のしもべだった。

本当に良いように使役していた。

寝床を奪い、カミシアのコートを敷物にして泣かせ、好きな時に給餌をさせ

反抗すると軽く爪を当てて従わせていた。

猫がこれほど偉そうな国はないらしい。

こんなに猫の意向に沿わないんだって。わがままを言ってもスルーしちゃう。

だが、わたしは猫のしもべに育てられたせいなのか、

チンチラの下僕に成り果ててしまった。


いらつくけど、チンチラがどうしても伴侶欲しいと言えば

叶えてやることはやぶさかではないのだ。

その為にこうして野へ山へとぼとぼと足を運ぶくらいに。



地図にハズレと印をつけて、山を降り

わたし達はまた街道を先へと進んでいる。

山を降りるときにいくらか植物を採取した。

採取したものは相棒によると薬草だったり毒草だという。

背嚢に下げて乾燥させながら進む。

菰のほつれを隠すことができて良い考えだと思っていたが

街道を歩く人がプークスクスするので、一般的ではないかもしれない。


むぅぅ。

これでダメなら山形のカセドリみたいなケンダイ(みの)とか油すましみたいなミノを着るぞ。

エシカルなファイバー系衣料だぞ。

防寒、日よけ、雨よけに大活躍、しかも使用後は堆肥に!

すごく意識高いのに、なんでこの良さが判らないんだろう。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 異世界への転落、その先も巨大チンチラと「主」とやらが生息する謎の異世界…オリジナリティあるな!と楽しく読み始めました [気になる点] 肝心の異世界の描写が少なすぎる。風景、建物、住民の服装…
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