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第40話集会後


その日の集会は莉奈と未亜の紹介をしたあと、特に警察に追いかけられたり、他のチームと揉めることもなく過ぎ去った。


ちなみに莉奈と未亜は私達と同様の8番隊に入った。

まあ、新たに入ったメンバーはどこの隊に入りたいか希望を聞かれて、だいたいそれは通るから不思議ではないが…


現在は近くのファミレスで華音達と夕食?いや、もはや夜食だが…を食べている。

ちなみにさすがに母には今日は遅くなると連絡を入れている。

時刻は既に夜中の0時をまわっている。




「どうする?そろそろ帰るか?それとも店でもよるか?」


華音は言った。


店とはジョン先輩のところだ。


「うーん…まあ、明日は休みだし私はどっちでもいいけど…」


「美月は真面…」


華音がそう言いかけた時だ。


バリバリバリーン!!


ガラスが粉砕するけたたましい音…

ガラスの破片が私達を襲うが、何処からか現れた大量のドローン達が私達の盾となる。


「何事っ!?」


私は叫んだ。


「襲撃だね。プラスチック弾を撃ち込まれた。ごめん、油断したよ。まさか数体とはいえ、ドローンがハッキングされるなんて思ってなかったからさ…」


流暢に話すようになった九官鳥ホープは言った。


「は!?どういうこと!?」


私はもはやパニックだ。


「説明はあとでするよ…って逃げられたし…でも油断してない私から逃げ切れると思われてるなんて舐め過ぎだよ」


言いながらホープが何かしたのだろう。

街中では普段耳にできない、実弾による銃声が鳴り響く…




その頃…


「マリア?どういうつもりだ?勝手に行動するなんて」


男はその存在を咎めるようにそう言った。


「どうもこうもありません。私の存在意義をお忘れですか?マスター?」


だが、対する言われた者は一切の感情を含まない冷徹な声で答えた。


「世界平和を維持する為、合衆国を世界最大の情報国家に躍進…」


言いかけたその者の言葉をマリアと呼ばれた存在は遮る。


「それは最終目標です。当面の私の任務はガスポートの破壊です。何も間違っていないかと?」


「しかし、街中で…」


「衛星レーダーに明らかに怪しい箇所が映し出されました。カモフラージュはかなりのものでしたが、あれだけの数のドローンを完全に隠すことなどできませんよ。そして私が睨んだ通り、おそらく日本のあの位置には私と同じ模倣型人工知能が潜伏している可能性が極めて高いかと?」


二人の会話は続く…

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