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第24話道中


私達はゲームセンターに行くことを決めた。



〜現在〜


「だから〜姉御は未亜の後ろがいいって言ってるじゃん〜?」


「未亜のボケっとした運転で美月先輩がケガでもしたらどうするの?さっ、美月先輩、あたしの後ろにどうぞ…」


未亜と莉奈はそれぞれピンクと黒の原付スクーターに跨りながらそんなことを言いながらお互い後ろに私を勧める…


ちなみに二人とも中学一年生である。

当然免許はない。

そして原付のニケツは道路交通法違反である。


「そんなブカブカな着ぐるみで運転する方がよっぽど危ないよ〜?」


未亜の言うことも一理ある。

いろいろ引っかかりそうである。

てか…


「そもそも私が乗る前提で話を進めてない?…失礼だけどどっちも怖いんだけど?」


「えへへ〜姉御なら怖くなったら未亜の腰に抱きついてもらってもいいですよ〜?ギャップが可愛すぎます〜」


「あたしはそこの馬鹿と違いますが、全然掴まってもらうのは構いません」


「馬鹿?誰に………すいません…」


「…すいません、あたしが先に挑発しました」


「…いいよ。華音も言ってたけどできるだけ仲良くね?」


「「はいすいませんでしたっ!!」」


二人の声が揃う。


さて、ここからどうするか?

もはや彼女達にはゲームセンターに行くのに原付で行くのは決定事項で必然的にいっしょに行動している私もどちらかの後ろに乗らなければいけないようだ。


華音がいてくれれば平和に2-2に別れられたが…

いや、華音なら原付じゃなくて単車を使うか…

見たことないけど…

私はそんなことを考える…


「なら…莉奈?お願いしてもいい?」


「え〜!?なんでですか〜!?」


「はい。もちろんです!!」


言いながら私は莉奈の後ろに座る。


なんでかって?

安全面は二人とも似たかよったかだが、先程の発言から未亜の後ろに乗れば変な性癖を開花させそうである。

消去法から私は莉奈の黒い原付に乗ることにした。


「音楽どうします?アニソンか洋楽かレゲエしかありませんが…」


莉奈はスクーターのスピーカーと自分のiP○dを繋ぎながらそんなことを言った。

とんでもなく音楽の趣味が偏っている…


「莉奈に任せるよ」


「なんでなんですか〜?姉御〜?」


未亜の言葉を無視して莉奈と私を乗せた黒い原付スクーターは発進する。

最後まで抗議していら未亜もこのままでは置いていかれるので、仕方なくピンクの原付であとを追いかける…


こうして私達は少し離れたゲームセンターにたどり着いた。

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