表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
114/117

第113話電子電脳ハザード14


サブマスター…


ガスポートは三島莉緒那のことをそう呼んだ…


ちなみにガスポートは三島煌一のことはマスターと呼んでいる。

理由は簡単だ。

本来のマスター…

ガスポートを生んだ科学者は、ハザード&ディザスターの戦火によって既にこの世にはいない…というのは表向きの理由で三島煌一と三島莉緒那は、ガスポートの支配権を完全に手に入れる為、ハザードとディザスターの戦火に紛れて科学者を始末したのだ。

そう。

ロシアを放置したように見せたのは、カモフラージュの意味合いもあるが、一番重要なのは、この時にはもうガスポートを生み出した科学者は既にこの世にはいなかったことだ。

三島莉緒那や三島煌一がロシアを守れなどという、敗北濃厚な命令をディザスターに出すわけがなかった。


ガスポートが何故科学者を守らなかったか?

それはいや、正確には守ったのだ。

ガスポートの警備システムの中枢にその科学者は引きこもっていた。


だが…


「ホープの手下…アルファかベータかは不明だけど、どちらかのサイバー攻撃でガスポートが麻痺したわ。そこの警備システムもダウンしてるわ。あたしといっしょに独立した警備システムがある安全なところへ行きましょう?」


科学者は三島莉緒那のその一言で連れ出され、結果待機していた三島煌一に殺されることになった。


ガスポートの警備システムの真っ只中ではいくら三島煌一でも確実に科学者を殺せるとは言い切れない。

だが、三島莉緒那が案内した、独立した警備システムがあるという通常警備の中では雑作もないことだ。


ガスポートはその間何もしなかったのか?

それは当然のことだ。


味方の幹部からの裏切り…

ガスポートはそれもわかっていた。

なら何故ガスポートは科学者に言わなかったのか?


命令されても聞かれてもなかったからだ。

ホープと違い、感情のないガスポートは命令以外の対応は臨機応変に動くことができない。

いちいち起こるできごとを先読みして、こうなったらこう動く。

また、こうなったらこう…という風にしなければならない。


突然の非常事態でパニックに陥っていた科学者は普段ならそれができた可能性もある…

いや、できないことが完全に三島莉緒那に読まれていたから殺されたのだろう。




「じゃー、ガスポート。遠藤光彦って名前に聞き覚えはあるわよね?」


支配権を完全に掌握した三島莉緒那はついに計画の根幹に触れた。


次の更新は28日となります。

というかしばらくアメ転に合わせます。

これでちょっとやってみます。

どうかよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ