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ずっと昔の話
つまらない。
そう思うのは何度目だっただろうか。
初めは未知のことばかりでわくわくした、新しいことを知るのは楽しかった。
しかし少しずつそれにも飽きてくる。
何事もなく日々が過ぎていく、無為に時間だけが過ぎていく。
何をすればいいだろう、何をすれば楽しいだろう、何をすれば満たされるだろう。
ただただそれを知ろうとしていた、行き着いた答えは至極単純で分かりやすい物だった。
貶めること、世を混沌とさせること、争いを招くこと、命を弄ぶこと、破滅に導くこと。
悪と言われること、それだけがただただ楽しかった。
次はどうしようか、次はどうすれば楽しいだろう、それを考えるだけで心が満たされた。




