0ー5 チュートリアル終了後
プロットとか無いので矛盾点が出るかもしれませんが、矛盾点や誤字脱字を見つけたら報告いただけるとありがたいです。
『これにてチュートリアルを終了します。チュートリアルの報酬は、初心者ポーション、初心者用MPポーション、初心者の服、初心者のズボン、初心者の靴、木の短剣、簡易鍛冶セット、簡易薬剤セット、簡易裁縫セット、簡易木工セット、簡易調理セット、簡易農業セット、簡易細工セット、1000Gの計14種類になります。ゲームログイン時にアイテムボックスから、確認してください。』
何気に結構多いし生産系統のセット(簡易でも)がすべて貰えるのは結構うれしいことだと思う。そしてお金の単位はGゴールドのようだった。そんなことを考えていると
『ログイン可能時間まで残り約3時間ほどありますがいかがいたしますか。ちなみに今は9時15分です』
意外と時間がかかっていたようだ。やはり、ゲームの設定などにはいつものことながら時間がかかるようだ。たぶん、あの妹たちのことだから、ちゃんと時間道理に始められるようにと、お昼ご飯を急かすんだろう。
さて、それじゃあログアウトしてちょっとした用事を済ませますかね。
そうして私の視界は真っ暗になり、いつもの部屋の天井が戻ってきた。
一階へ降りると、私の予想に反して誰もいなかった。まぁ、薊は受験生だからちゃんと勉強しに部屋に戻ったのだろうし、菖蒲はしっかりと勉強する子なので居ないことに疑問は抱かなかったが、花蓮が一階に居ないのは少々意外だった。
(ちなみに、私たちの学年は、私こと紫苑が大学3年生で医学部、薊が高校3年生、菖蒲が高校2年生、花蓮が中学2年生である。)
花蓮は、勉強が嫌いな子なので「冬休みだー!!」と言って勉強せずに遊んでいるのかと思っていた。私は「ようやくあの子にも勉強する習慣がついたのか」と思いちょっと涙が出そうになった(嘘だが)
作業(宿題だが)は終わってしまったし、ご飯を作るには早すぎる。掃除は昨日のうちに終わしてしまったし(我が家では1日起きに掃除をしている)畑の水遣りはもうやった、勉強をする気分でもないので、気分転換(?)に読書か、本棚作りかお菓子作りか刺繍のどれかをしようと思う。
えっと、この中だと、お菓子作りはこの後にお昼ご飯を作らなくてはいけないため除外
読書は読んでない本があるわけでもないので除外
刺繍はやり尽くして今って余っている布が無いので除外
本棚作りは前々からやろうと思って材料は買ってきてあるし最近また本を置くスペースがなくなってきたため消去法でも本棚作りに決定。
さて、外でやるのは寒いし機械と材料が地下にあるため作業は地下でやる。
ちなみに白百合家はちょっとしたと言っていいのかは分からないが豪邸である。いや、豪邸と言うよりかは、大きめの家といったところであろうか。家は200坪で地下室と1階、2階でできており、庭に家庭菜園として季節によって変わるが今の時期はキャベツと白菜を植えており夏には胡瓜、ミニトマト、イタリアントマト、ズッキーニ、サヤエンドウ、茄子、とうもろこしが植えてある。
また、1年中ニラ、アスパラ、レモンパーム、ペパーミント、カモミールが生えており、果樹はブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリー、桃、葡萄、梨、林檎、桜桃、胡桃、栗が植えてある。
さて、今回作る本棚は縦2,1m横1mで1段25cmの物を作る。
~作成中~
はい、完成。後はペンキが乾くのを待ってニスを塗るだけですね。え?作業工程はどうしたって?作る工程なんて、測って、切って、紙やすりで少し削って、釘で打って、ペンキを塗るだけですよ?別に無くてもかまわないでしょう?と言うことで11時になったのでお昼ご飯を作り始めましょう。
今日のメニューは私が疲れているのでパスタにしましょう。なんていったって、安い、軽い、簡単、日持ちがする、と4つそろってますからね。それでメニューは缶詰のトマトの賞味期限がそろそろなので海老とトマトと生クリームのスパゲッティと馬鈴薯、人参、玉葱のトマトスープにしましょうか。
さて、こちらも作成工程はカット
~作成中~
はい完成しました。と言うことで妹たちを呼んできて食べましょう。
「薊~菖蒲~花蓮~ご飯食べるよ~」
「「「は~い」」」
「ん~いい香り!お姉ちゃん!今日のお昼ご飯何?」
「トマトと生クリームのスパゲッティとトマトスープだよ、花蓮」
「なるほど、それじゃ食べようか」
「あ、ごめん野菜ジュースとってくれる?薊」
「あ、はいはい。それじゃ今度こそ」
「「「「頂きます」」」」
「うん、やっぱりお姉ちゃんの料理はおいしいね」
「ありがと菖蒲」
~食事中~
「「「「ご馳走様でした」」」」
「いつも様に食器は水につけといてね。晩御飯食べ終わったら一緒に洗うから。」
「ん~わかった~ふぃ~満腹満腹」
「花蓮はいつも食べすぎ」
「む~失礼だな~菖蒲おねえちゃんは」
「ハハッ事実だから仕方ないんじゃないか?」
「そう、私は事実を言っただけ」
「む~、え~とあ、そういえばお姉ちゃんキャラクターどうなったの?」
(((露骨に話題そらした)な)わね)
「まぁ、もうすぐ時間になるから、あっちで話そうか。そのほうが早いしね」
「わかった~それじゃあっちでね~」
「いや、さすがに分かるとは思うけどキャラネームはさすがに聞いておこうか。と言っても私は変わらずアザミなのだけれど」
「それもそう。私も変わらずアヤメ」
「私もカレン~」
「なんだ、結局皆変わらないんじゃない」
「と言うとやっぱり?」
「そう、私はシオンよ」
「まぁ、あっちとこっちで呼び方変えなくてもいいって言うのは楽かな?」
薊が苦笑気味に言う。
「確かに、簡単でいい」
「それじゃ、またあっちで。そういえば場所は?」
「お姉ちゃんが初めの町の広場に出てくるはずだから、そこにある噴水で集合でいいんじゃない?」
「OK、じゃ、今度こそまたあっちで」
「それじゃあ」
紫苑の年を大4から大3に