表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Another Life Online  作者: 神主
ゲームでの始まり
17/17

1-11 初ボス2

お待たせしました。今までに比べるとかなり長いです。そして、安定の文体不安定です。わけわかんなくなること間違いなしです。


しかしながら、楽しんでいただければ幸いです。


ゴールデンウィーク中の更新はどうなるかちょっとわからないです。

 配置としてはでかい灰色に赤が混ざっているゴブリンが一体一番後ろに、弓持ち四体と魔法使いと思われるやつ二体が真ん中に、剣持ちと槍持ちが一番前でそれぞれ五体づついる。後ろのやつらを早めに殺りたいけど、さすがに投擲では足りないだろうなぁ。

 ハァ、被弾するだろうけどステータスにものを言わせてごり押すしかないなぁ。ごり押し好きじゃないけど、あんまりゴリ押しじゃないと自分で思える戦い方すればいいかぁ。

 いや?森の中に逃げ込んで各個撃破でつぶしてしまえばいいか?う~んどうしようか、まずは広場で戦ってみるか、辛くなったら森の中に逃げ込めばいいし。うん、頑張ってパリィ中心で急所狙いだな。首と心臓狙いで行こう。今までと大して変わんないけどね。


 矢が早速飛んでくる。うん、この距離だったら見てからよけられるな何とか。早く近づいて誤射ってくれる位置まで行きたいもんだ。しっかし、未だに避けられるとは。ステータスもあるんだろうけどやっぱり経験ってのは大切だなぁ。昔やりこんだゲームとはいえ動体視力と反射神経がこんなに残ってるとは思わなかったよ。いや、VR空間だからまだ変わらないのかな?

 まぁいいや、剣持ちが上からと槍持ちが中断突きをしてきたので短剣の刃で滑らせるようにして避ける。

目の前の剣持ちの横を潜り抜けるようにして右脇腹に短剣を突き刺し、槍持ちの所まで一歩で進む。


「グギャッ」


これで全方向を囲まれる形となったが、ゴブリンたちとは違い私の武器である短剣はリーチが狭いのでこの距離で十分だ。仲間との距離が近いためか、あるいは一瞬どこに行ったかはわからくなったのかわからないが攻撃してこなかったので、脇腹にさしていた短剣を左手で逆手で抜き、左手の短剣はそのまま目の前の槍持ちの首を刈らせ、右手で短剣を刺していたゴブリンの首の骨を折る。


 ふ~まずは二体、さっさと片付けますかねっと!?


ブオン!!


 危ない危ない危うく避けそこなうとこだった。早速今、槍を横なぎに振ったゴブリンに対して左手の短剣を投げつけ、接近する。槍の持ち手の部分で短剣は防がれたが、防御など関係ないと言わんばかりに中段蹴りを食らわせ、隣にいた剣持を巻き添えにしながら吹き飛ばす。やっぱりステータスが高いって素晴らしいね。


前衛が四体消えて、誤射しないと思ったようで魔法使いが火球を浮かべ、弓持ちが打ってきたので矢を掴んで蹴り飛ばした槍持ちの槍をつま先で蹴り飛ばす!


「ギャッ」


お、当たった当たった。いや、当たるもんだね適当に蹴っても、ついでに持ってる矢をそのまま待機中の火球にぶつけてこちらに来る前に炸裂させる。


「パァン」


あ、結構うるさいなこれ。そして暑ッ!え、なにこれ、前に自分で打ったときはこんな事なかったのになんで?


とと、そんな事考えてたらまた矢が飛んできたので、考え事をやめて戦闘に集中する。


状況確認としてチラリとMPを見てみるが、まだ5分の1程度のためさっきから全く回復していない事がわかる。というかまだそんなに時間が経ってるはずもないか。今の所死んだのが二体、三十秒ほどは参戦してこなさそうのが二体、この戦闘はもう無理そうなのが二体で、あと11体。はじめの方から視界になるべく入れてたけど、デカイ奴は全く動いてないからまずは一旦良いとして、魔法使いが一体、弓持ちが二体、剣持の槍持ちが一体ずつ護衛のよう二体ついているため、近くにいるのは剣と槍が二体の計四体。


向かって左手にいた剣持に向かい、剣を振り下ろしてきたので、剣を巻き上げ、宙に飛ばし、右の短剣で頸動脈を刺し左の短剣を戻して、落ちてくる剣を右手で掴み、左手で首に刺さった短剣を抜き取る。


うお、やっぱり頸動脈切ると血が噴き出すね。終わったら水かぶって洗い流したいけど、落ちない気もしてきたなぁ。


槍持ちの突きを剣の腹で左側にそらしそのまま下へ、無防備な胸を逆袈裟で切りつけ更に心臓のあたりを突き刺して倒れたところを地面に縫い付ける。


護衛以外の剣と槍は、あと一体ずつ


弓持ちと魔法使いの攻撃もはじめの方よりも多くなっており、避け続けるのがだんだん辛くなってきた。だけど、でかいゴブリンはまだ動かない。ここまで来て動かないとなれば、取り巻き全部かたずけると動くのだろう。MPはまだまだ回復しない。やっぱりこの戦いは、魔法無しになるだろう。付与が切れたら大体二百は回復するはずだから、切れたらまた魔法でゴリ押そう。それまでに終わると良いんだけどね。


今まで使っていた短剣の耐久値がそんなに早くきれるとは思わないけど、一応変えておこう。いつかはどこぞの暗殺者のように、袖から出せるといいなぁ。腰のホルスターからでもいいけどやっぱりかっこいいし。

アホな事を考えている間に、ゴブリンたちは合流したようで(もちろん矢は飛んできていた)さっき蹴り飛ばした奴らも立ち上がっていた。


まずは、さっき蹴り飛ばした奴らのとどめをさしますか。槍持ちと剣持を狙って短剣を力一杯、走る低い体勢のまま投げる。剣持に避けられたが、後ろにいた槍持ちにそのまま刺さったのでいいだろう。剣持の逆袈裟を急激にスピードを落とす事で回避し、伸びきった腕を掴み、ひねりを入れながら地面に叩き落す。


「グシャ!」


首の骨を折るつもりだったが、頭蓋骨ごと砕けたようだ。あとは、各職業四種一体ずつ。そういえばでかい奴の肌の色が灰色に赤混ざりのものなのはやっぱりあの門を潜ったからなんだろう。強くなってそうだなぁ。


剣持の上段切りを避けそのまま剣を巻き上げようとしたが、槍持ちの突きで、奪うことができず、バックステップで逃げたら空中で矢が飛んできて、首を捻って避けると今度は着地点に火球が飛んできた。仕方ないので、短剣を当て、先に爆発させ、直撃を防ぐ。


今までは、前衛の数が多すぎたのか、嫌らしいタイミングで矢と魔法が飛んでくる。というかいきなり連携を取り始めたので、一気にやりずらくなった。今までは完璧に各個撃破だったしね。


さっきしまったばかりの短剣を抜き取ってどちらも逆手に構える。剣持の攻撃を避け左手首を切り捨てる。直ぐに槍が飛んできたので敢えて懐に入り両手の短剣を上に投げ、両手でガラ空きの腹に掌底を打ち込む。ゴブリンが吹き飛び、落ちてきた短剣を掴んでやを切り捨て剣持の頭を足刀で刈り取る。これで後は弓持ちと魔法使いの後衛二体。近づく間にも矢と火球が飛んでくるが、避け、切り捨て、叩き落とし近づいたところで頸動脈を切りつけ取り巻きを全滅させる。


最後に頸動脈を切ったことで着いた血を短剣を振ることで落とし、赤混じりの灰色のゴブリンを見る。


ヤツは背中に背負った身の丈ほどのバスターソードを取り出し、吼えた。


『ギャャャャァァァァアアア‼︎‼︎‼︎』


ッ‼︎予想以上に煩い‼︎しっかしまずいなぁ、()()()()()()()()。嗚呼、滾ってきた。ダメだダメだ冷静にしないと、落ち着かないと、飲まれちゃダメだ呑まれち「サア、ヤリアオウジャナイカ」っと危ない危ない呑まれかけた。


うん、というわけで


「キィィャャャャァァァァアアア‼︎‼︎‼︎」


ふぅ!冷静さは戻ってきたな。さてと、


「ハジメヨウカ?」



三日月のような弧を描かせワタシは、そう嗤った。




横薙ぎに振るわれたバスターソードをしゃがみこんで避け、立ち上がる時に土を蹴り上げ目潰しにし、隠密を使って後ろ側に回る。首を刈ろうとしたところで気付かれ避けられる。袈裟斬りを左の短剣で滑らせ手首を切ろうとする。が、しかし手首を切ることはできず切れたのはせいぜい5mmほど、明らかに今までのゴブリンどもより硬い。この硬さでは魔法を打ったとしても焼け石に水だろう。何度も同じところを切り続けて切断するしかないだろう。或いは武器破壊を狙っていくか。どちらにせよ長期戦になりそうだ。


切り上げをズラし胸を切りつける。こちらもやはり浅い。上段をよけ、地面にバスターソードを埋めさせ指と首を切りつける。やはり浅いが指の方は他よりも深い。まずは指を切り落とすことにしよう。左の拳で殴られそうになるが寸前で避け離れる。


「アハ?アハハハハハ!」


袈裟、逆袈裟、切り上げ、横薙ぎ、切りおろし、袈裟、切り上げ、横薙ぎ、回転切り、逆袈裟、切りおろし、袈裟、切り上げ、切り下ろし逆袈裟横薙ぎ袈裟切り上げ横薙ぎ袈裟切り下ろし逆袈裟切り上げ横薙ぎ袈裟切り下ろし逆袈裟回転切り切り上げ切り下ろし回転切り袈裟横薙ぎ逆袈裟を避け続け、ヤツの振るった上段が土に埋まる。チャンスだ首を刈りに行く。首を切りつけたところで、ヤツは嗤った。嗤った?


「ガッ‼︎」


殴り飛ばされ地面を転がる。


「クソ‼︎油断した‼︎」


バスターソードだけを使っていたから、体術のことをすっかり忘れて、罠に引っ掛けられ、イイのを貰ってしまった。しかも、付与も切れてしまったので本当に痛いね。HPは?7半分か一気に減らされたな。アイテムボックスから、回復薬(体)を3本ほど取り出して、頭からかぶる。MPも少しは回復したので、魔法で回復しておこう。


『特殊:癒:Heal』


回復量は50でMPが、4か。重ね掛けしておこう。


『特殊:癒:Heal』『Heal』


付与は防御を軽めに攻撃で行くか。


『付加:STR:AGI:DEX:Attack:多重付加』


魔法をかけ終わったところでヤツが近づいてきたので、瓶を投げつける。瓶の中身は売らなかった分の毒薬と、毒薬(麻痺)だ。


よし、麻痺ってくれるのが一番良かったが、毒ってくれたのでまぁいいだろう。毒の状態以上になったからかHPバーが、出てきた。残りのHPは、二本中の一本が消え、半分になり紫となった。まぁ、全身から血が流れ出し、胸や腕は、何度も切りつけてザックリいっていたり、指が何本か取れているので、そんなものだろう。毒薬は、草の方を使ったので結構な博打だったのだが、コレで200は減ってくれるはずなので期待したいところだ。そして更に


『魔法:火:火槍:多重発動』『魔力操作:過剰供魔』


これらは『魔力操作』を取得した時に選択肢が出るようで、効果はそのままであり、過剰供魔を使うと倍率によって、威力が変わる。勿論供給量はこちらで操作でき、今回は残ったMPを全てつぎ込んだ。


そして、私の目の前には十の赤い魔法陣は赤く輝く粉を出しながら現われ、それらは全て赤い火の槍となった。


火の槍がヤツに向かい、私もヤツとの戦闘を終わらせるために駆け出した。


火の槍をヤツが避けるがそれはせいぜい2本程度、残りは全てヤツの体にあたり、火の粉を撒き散らした。


HPが、残り3割ほどになり、赤と紫に点滅するようになった。ヤツの体は焼け爛れており、虫の息といっても良かったが、眼光だけは変わらず、お前を殺してやると言わんばかりに爛々と輝いていた。


「ゴガァァァァァアアアアアア‼︎‼︎」


袈裟に振り下ろされたバスターソードの根元を短剣で受け止め、切り上げを踏みつけることで封じ胸を切りつけ、バスターソードかから離された拳をよけざまに切り飛ばし、最後のあがきと言わんばかりに咬みついてきた首に刃を滑らせ、



初めてのボス戦は


終わりを迎えた。




読み専だったからか、自分が更新しないと更新されないのにすごく違和感を覚えます「笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ