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「見落とした部品」

「お前……その女に何したんや?」


「制裁よ」


 間隙久遠と有想夢想を玩弄する者は、鬼のような形相で睨みつけてくる若い男の質問に適当に答えると、うつ伏せに倒れている幼き少女の上着を破り捨てる。

 間隙久遠と有想夢想を玩弄する者を除く、その場に居る全員がその行動に驚き、一歩後退するが、服を破り捨てた本人は何とも思っていないらしく、周囲の人々の視線など気にせず、露になった幼き少女の背中に浮かぶ魔法陣を凝視していた。そう、個人情報満載の個人証明の為の魔法陣だ。

 この魔法陣を読み取るだけで、幼き少女の全てがわかってしまうのだ。つまり、なぜ、この幼き少女が『堕落者』のわりには強い力を持っているのかも一目でわかってしまうと言う事だ。

 しかし、この魔法陣の解読は非常に難しく、並の者が解読を試みた所で、その情報を読み取る事などほぼ不可能だろう。その為、この世界にはその魔法陣から情報を読み取る為の専用の機器が存在する。

 しかし間隙久遠と有想夢想を玩弄する者は、並の者では無い。数多の魔法使い達の頂点に立つ者なのだ。魔法陣から黙読で情報を読み取る事など、朝飯前である。

 それもただ読み取るだけではない。専用の機器よりも早々に読み取ってしまうのだ。


「見ーつけた。やっぱり、あなたは機械天使の部品だったのね」


 幼き少女からの返事は無い。完全に気を失っているらしく、だらしない格好でその場に倒れているのみだった。

 間隙久遠と有想夢想を玩弄する者は、幼き少女が反応しない事を確認すると、幼き少女と炉心溶融達の足元に、時空の歪みを発生させ、落とし穴の様に4人を歪みの中へと落とす。

 そうして味方が一人も居なくなった状況を作り出すと、いかにも黒幕らしい表情が現れ、『堕落者』達に話しかけるように、魔法名を唱え、


「慈悲無き無秩序『Punishment』」


 地面を踏みつける。

 すると大地は割れ、土がうねりを上げ、木々が荒れ狂う。木々で休んでいた鳥達は飛び去り、悲鳴を上げるように木々がざわめき、火山の噴火のように大量の地が宙へ浮かんだのだ。『堕落者』達はその広すぎる全体攻撃を受け、なす術も無く、地に埋められ、たった一つの魔法に壊滅させられる。


Punishmentには制裁と言う意味があります。まんまですね。

と、過去のあとがきで言ってます。

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