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「幼き堕落者」

 間隙久遠と有想夢想を玩弄する者が見つめる先は、無数に張られるテントだった。

 この森では不思議な力が働いており、この地を開拓する事は出来ない。開拓と言う単語に基準が無いので、どこまでが開拓で、どこまでがそれ以外なのかの目安は特に無いが、この森は木で出来た小さな小屋を作る事も許さなかったらしい。

 その結果、この森を居所とする『堕落者』は、満足に小屋で眠ることもできず、テントで暮らしていると言う事だ。だが、逆に捕らえれば、森はテントなら眠る事を許し、テントその物を設置する事を許したと言う事になる。


「テントが張られている……だけど、周りに誰も居ないぞ?」


「彼らの悪戯は主に、夜に行われるのよ。だから今頃、夢の中で悪戯でもしてるのでしょう」


「誰が夢ん中でイタズラしてるってぇ? もっぺん言ってみ? 舌噛み切ったんでえ!」


 二人の会話を聞いていた何者かが、近くの茂みからイライラしながら出てくる。『堕落者』の仲間だろうか。

 しかし幼い容姿に、幼い声、さらには幼さを感じさせる八重歯まで持つ、この少女が『堕落者』の仲間だとは思えない。


「あら? あなた『堕落者』の仲間なの?」


「『堕落者』っちゅうのは、そのテントで眠っとる、ウチの仲間を指して言っとんか?」 


「ええ、そうね」


「……あんた、人の気持ち考えた事あんの? 『堕落者』って呼ばれて喜ぶ奴なんかおると思っとんか?」


「ふふ、面白い事を言うわね。『堕落者』と呼ばれたく無いのなら、努力をしたらどうかしら? 努力もしないで、人の迷惑ばかり掛けるあなた達は『堕落者』に相応しくないかしら?」


「言わせとったら、調子乗って! あんたみたいな奴、ウチが虐めたるわ!」

八重歯って幼いイメージがありますよね。

外国では、良いイメージが無い国もありますよね。

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