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「随意な善導」

 落ち着きを取り戻した3人は、再び、自分のナンバーに合ったイスに座ると、溢れる疑問をナンバー3である炉心溶融が代表して、間隙久遠と有想夢想を玩弄する者へとぶつける。


「けどよぉ、学園最高理事長がこの会議に参加して、何をするんだよぉ?」


「最近のあなた達は、だらけ過ぎよ。今も会議に参加しているの者は、私を除いてたったの3人。まぁ、人数に関しては、この会議が緊急に開かれた、と言うのも理由だと思うけど。それでも3人はひどいわ。後でメールで内容を伝えてる様だから、それについては厳しく説教はしないけど」


「説教しに来たのかよ!?」


「まぁ、それもあるけど。一番の目的は、暇つぶしかな。……と言う訳で、会議を始めましょう。議題はなに?」


「……ん~とな……最近、『堕落者』のイタズラが激しくなってんだ。それを抑圧するのが目的なんだが、それを誰がするかが議題だ」


「じゃあ、全員でしましょう。私を含めて、ね」


 間隙久遠と有想夢想を玩弄する者はそう言って、腕を横に大きく振るう。その腕の通った跡に沿って、強い時空の歪みが生じる。

 時空の歪みは、ブラックホールの様にただ黒く、存在しない黒い光を放っていた。その神秘的な容姿は、見る者全てに捗々しさと禍々しさを感じさせる。

 3人は未知なるものを見て、声も出せない様子。それぞれ目を見開いて、唖然としている。改めて、学園最高理事長を名乗るこの人物の、力の強大さを感じ取ったのだろう。


「主な騒ぎを起こしている『堕落者』の居所は、学園を抜け、少し歩いた所。この光放つ闇は、私達をそこまで導く悠揚とする善。さぁ、行くわよ」


 黒い光を放つ時空の歪みは、次第に大きく成長し、この場に居る全員を飲み込み終わると、霧のように姿を消していく。

 その部屋には、すでに誰も居なかった。

やっと物語が進展しましたね。

よかった。

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