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第2話 私たち、バンドを組むことになりました
「私たちでやる?」
天音の提案に不思議な顔をする心菜たち四人。
「でも、やれるのかな」
「私たちなら大丈夫だよ!たぶん」
「その自信、どこから来るわけ?」
「どこだろう」
「でも、自分たちで作った曲を歌うのって素敵じゃない?」
「それはそうかも」
「じゃあ、私、審査員の人に話してくる!」
「ちょっと!待ちなさいよ!」
他のメンバーの話を聞かずに天音は部屋を飛び出した。
「まったく」
「でも、これから楽しくなりそう!」
「そうね」
この後、審査員にも認められ私たちは正式に五人組バンドとして活動することが決まったのだった。




