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二人で幸せになるために  作者: 新浜ナナ
第一章
24/88

第24話 イケメン+眼鏡=最強

ブクマありがとうございます♡(*´▽`*)♡

『亮、久しぶりに飲み行かないか?』

 大学時代からの友人、隼人から珍しく飲みのお誘いメールが来た。

 今日はしずかと会う予定もなかったので、すぐに『OK』と返事をした。






「おーす!隼人。久しぶりだな?元気だったか?」

「年末は死んでたな。」

 隼人はパソコンいじりの趣味が高じてシステムエンジニアになった。年末年始はシステムの確認を交代でする為、正月休みはずれるそうだ。


「半年くらい会ってない気がするけど。」

「そんなにか?そう言えば新しいシステム導入するクライアント抱えて、夏から忙しかったからな。」


「その様子だと彼女作ってないな?」

「無理に作る必要はない。お前と一緒にするな。」


 隼人は俺と同じ系統の爽やか系+眼鏡をしているので、インテリ系イケメンだ。

 顔は良いのでモテるのだが、本人はそこまで女性が好きじゃない。




 大学時代に付き合っていた彼女に心底惚れていて、「結婚する」くらい言っていたが、その彼女は同じサークル内の男をあれこれ食っていて、しかもその場面に出くわしたらしく、一気に嫌いになったらしい。

 彼女の中では隼人が一番将来性があると思っていたらしく、「反省してる!」とか言って縋ってきたが、せっかく隼人が許したのにすぐに浮気して結局別れた。

 当時中々の事件だったと、俺や当事者以外は思っていた。



 就職後も続く隼人との友人関係の中、大学時代の事件に加えて、俺に近づいてくる女性が俺のステータスや金目当てばかりな所を見て、ますます女性に興味を無くしていった。

 あ、だからと言ってゲイではないんだが。




 こじゃれた居酒屋のテーブル席の奥に座っていたら視界に入る女性二人組がチラチラこちらを見ている事に気付く。

 目が合ったと思ったら二人がこちらへやってきた。



「あのー、私達も二人なんですけど、良かったら一緒に飲みませんか?」

 この感覚久しぶりだ。

 しずかと付き合う様になってから、しずか以外と食事少なくなったから逆ナンは久々だ。


「あーごめんね、社外秘の話ししてるから。」

 俺が適当な嘘を付いたら隼人が目を見開きあからさまに驚いた。その表情は位置的に彼女達には見えていないだろう。

 隼人がそんな表情をするのもわかる。いつもこうやって適当に女性と知り合っていたからな。


「あ、そうなんですかーごめんなさーい。」

 女性二人組は棒読みで去って行った。


「どうした?断るなんて。お前らしくない。」

 早速隼人が突っ込んできた。


「いや、俺今彼女いるし。お前タイプならちゃんと自分で声かけて来いよ?」

 ちゃっかりゲットするからな。『お前と一緒だと効率良く女性と会える』、とか言って。

 あと、女性にあまり興味ないとか言いつつ隼人はちゃっかりやる事はやる。

 俺より(たち)悪いと思う。


「いや、別にタイプじゃないし。お前彼女いても飲んで連絡先くらいいつも交換してたじゃないか。」

 さらりと後ろを振り返り、彼女達の容姿を確認し俺に向き直す。


「あ~まぁな~」

 しずかに『浮気したら連絡絶つ』って言われたからな。ブラジリアンワックスで全身の毛抜かれるよりそっちのが怖いわ。



「そう言えば夏頃逆ナンされて付き合ったモデル、今も付き合ってるか?」

「いや、割りと早く終わったよ。」

「そうか・・・いや、その、他の男と仲良さげに歩いていたの見たから浮気かと思って。」

「いつ頃?」

「先週くらいか?」

「それこそ夏に別れてるから気にしなくて良いぞ。」

「そうか、なら良いけど。相変わらず次出来るの早いな。」

「そんな事ない、付き合ってまだ1か月ちょいだから。そのモデルの元カノから少し()いてる。」



 俺はしずかと出会った経緯を隼人に説明した。

 ついでにどれだけラブラブかも。


「今の彼女はかわいくて美人だし、遅刻しないし、食事代は払おうとするし、気遣い出来るし、何だか育ちが良いし、おっぱい大きいし、あっちの相性もばっちりだし最高。」

 特にしずかが俺しか男を知らない(・・・・)っていうのは、何と言うか独占欲?いや!庇護欲を掻き立てられる。



「お前巨乳好きだっけ?」

「いや、大きさにこだわりなかったけど今の彼女のにハマって。自分でも驚くくらい、つい張り切ってしまう。」

「張り切るって・・・」

「いやー本当に好きな相手だと何回も出来るものな?」

 ニヤけているのは自分でもわかる。昨日なんかしずかから求めてくれたしな。


「・・・お前、人の話し聞かない所あるから気を付けろよ。」

「は?」

「浮かれ過ぎて相性良いと思ってるのお前だけってならない様に気を付けろよって事。」

「何でだよ、新しい彼女の自慢で嫉妬してるのか?相性は絶対良いぞ・・・良いはず・・・回数多いのいつも怒られてたな・・・」

 俺の独り言の様な反論をビール片手に隼人が聞いてる。



「回数多いって事は長いんだろ?早く終わらないかな、とか思われてたりして。」

 ニヤニヤしながらすこぶる嫌な事を言い出した。


「意地の悪い事言うなよ!昨日なんて、しずかから求めてくれたんだからなって・・・そう言えばあれ様子おかしかったんだった・・・」

「様子?」

「珍しく彼女から初めて迫ってきたから嬉しくて忘れてたんだけど、その後俺に直接言わず、シャワーも浴びずに帰っちゃって。」

「ほー。」

「あ・・・!あれ以降ちゃんとキスしてない。」

「避けられているのでは?」

 ズーン!体中に重い何かがのしかかる。



「あ、あのさ・・・昨日ちょっと喧嘩して彼女、トイレこもっちゃって、出てきたと思ったら押し倒されそうになったんだけどさ、」

「それは求めてきた事になるのか?ヤケになってたのでは?」

「で、でも最後までしてくれたぞ。」

「どーせお前もノリノリになったんだろ。」

 ギクう。否定出来ない。



「シャワーも浴びずに帰るってさ、」

「怒ってたとしか考えられないけどな。」

「で、でも家まで行ったら仲直り出来たよ?」

「家まで行ったのか?俺が女だったら喧嘩した後すぐ家まで来たら何だこいつ、て思うな。その時本当に仲直り出来たのか?」

「え、でも、あ・・・確かに泊めてくれなかったし、車見送ってくれなかったし、キスしてくれなかった。」

「あ~あ。」

 顔から血の気が引いていくのが自分でもわかる。


「・・・彼女と何で喧嘩になった?何で怒ってたんだ?」

 そんな俺を見かねてか、はぁ、と溜息を着いて隼人が続きを聞こうとする。


「何だっけ・・・」

 茫然としてしまい、考えが散らばってしまう。


「おいー俺はお前がフラレようがどうでも良いんだぞ。」

「はぁ?」

 どうでも良いと言われ思わず隼人を睨んでしまった。


「真剣に考えなきゃすごく気に入ってる彼女にフラレるぞって話ししてんだよ。」

「あ・・・!」


「順を追って考えてみろよ。いつも泊まってて、車も見送ってくれて、キスもしてたんだろ。何でしなかった?」

「友達の家行く準備があるから玄関でって言われた。キスしてくれなかったのはわからない。」

「じゃぁ家には入れたんだな?お前が彼女の家着いた時は?怒ってたのか?」

「呆れてた。」

「・・・怒ってるに入ってるかもな。そこで何か話ししたか?」

「アイス買ってって言われた。」

「は?何でアイス?」

「何でも買ってあげるって言ったのにアイスが良い、って言うから。」

 あれ?アイスが良いって言ったんだっけか?


「何で、『何でも買ってあげる』、とか言うんだ?」

「それは俺がしずかにするお詫びだから・・・って、あ!」

「何か思い出したみたいだな。それの続きを言え。お詫びって何のだよ。」


「俺、少し前に困らせる事して、その時お詫びするから!って言ってたのに何もしてなかったんだよ。」

「はぁ?お前が悪いんじゃねーか。」

「うん・・・完全に俺が悪いわ。」

 しずかに言われるまで及川さんのお詫びの件なんてすっかり忘れていた。



「で、その彼女はアイスを要求したのか?随分かわいいおねだりだな。」

「違う・・・」

「は?」

「最初に言われたのは違う・・・物じゃなくて、外でデートしたいって。でもそれを俺が受け入れなかった。」

「もっとかわいいおねだりじゃねーか!何でそれ聞かなかった?ていうか家の中でしかデートしてないのか?」


「いや、前に外で食事したらそこの店員に隠れて欲情されてて。他にも外でしずかの事チラチラ見る男多くて。それ以来外での食事も避けていたというか・・・」

「普段から他人に欲情される程色気出てる子なのか?危ないな。」

「いやー・・・あの時は俺が直前まで何度も抱いたから・・・それが顔に出てたのかも。」

「・・・それは彼女のせいじゃなくてお前のせいだな。」

「はい、全部俺のせいです・・・」

 実際、店員に影で言い当てられていた事実もある。



「外でデートしない理由言ったのか?まぁストレートに言う必要はないけど、他の男に見せたくない、とか言えばきまずくはならないだろ?」

「それは恰好悪くて言えなくて、外だとイチャイチャ出来ないから他の事にしようって言いました・・・」

「そのイチャイチャって・・・」

「セッ、エッチを含みます。」

「それも言ったのか?」

「はい・・・」

 俺がそう言うと、隼人は深い溜息の後、呆れに呆れた顔をした。


「バカすぎるな。それは怒られて当然だろう。しかもほとんど外でデートしてないならセフレだと思われてると、思い込んでるかもしれないぞ。」

「ええ?!!セフレだなんて思ってないって!」

「それは彼女に言え!!」

 至極真っ当に指摘されて、項垂れる。


「うう、隼人・・・厳しいけど優しい・・・ありがとう。」

「気持ち悪いな・・・けど、お前がここまで真剣に考えて落ち込む女性なんて初めて聞いたからな。ちゃんと話し合って仲直りしろよ。もう一度言うけどお前話し聞かない所あるんだから、彼女の言葉、聞き逃してる可能性あるぞ。」


 聞き逃し、というか流しちゃったな~彼女の怒りを。


「やばい、急に不安になってきた。」

「とりあえず外で遊ぶ約束をしろ!」

「そーする!まじでありがとう!」

 言われてすぐにしずかへ連絡をした。






作者の趣味によって緊張感のないサブタイに・・・

(本編あまり関係ない←)


次話、明後日公開です。少しお待ち下さいませ(*´Д`)

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