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Eランクの僕とSランクの彼女  作者: たてみん
第1章:Eランクの僕と彼女
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10-2 サークルでの活動を決めよう

よろしくお願いします。

切れ目が難しかったので、今日中にもう1話続けて投稿します。

皆が落ち着いたところで、僕は話を切り出した。


「さて、昨日僕達でチームとして活動して行こうって話になったけど、方向性や具体的な内容について意見を聞きたいんだけど、良いかな?」


僕の言葉に皆が頷いてくれる。

そして最初に発言してくれたのはケイだ。


「俺は先日みたいに一緒に冒険者活動を行えたらと考えている」

「こうして出会えたのですから、学園以外でも協力し合える関係、ということで御座いますね」

「ああ、あの時のクエストは俺とミラでは厳しかっただろうからな。

かといって、ソージュ1人でも骨が折れるだろう」

「確かにそうだったね。

リーンさんは冒険者活動については興味ありますか?」

「私?えっと、こんな感じよ」


そう言ってリーンさんが取り出したのはBランクの冒険者証だった。


「さすがリーンさん。既にBランクなんですね」

「ええ。今年の3月に昇格したの」

「俺とミラはまだDランクだ。ん?ところでソージュは何ランクなんだ?」

「あ。僕もBランクだよ。まあ僕の場合は、両親と行商をする傍ら、運送や討伐を繰り返した結果だから、僕の実力というよりも両親の力も大きいね」

「ふっ。それは謙遜というものだな」

「先日の活躍を見れば、Bランクと言われて納得出来ますものね」


ケイとミラさんの中での僕の評価もいつの間にか凄いことになってるな。

と、リーンさんが若干寂しそう?



カランカラーン♪


「いらっしゃいませ♪」

「はい、いらっしゃいました♪

あ、お兄ちゃん達がいる~!!」


入口の方を見れば、入試の時にクリフ草の依頼を出したミィちゃんとそのお母さんが入ってきた所だった。

僕達の事を見つけて挨拶に来てくれた。


「こんにちは、お兄ちゃん、お姉ちゃん」

「先日は大変お世話になりました」

「いえ。全部ミィちゃんが頑張ったお陰ですよ」


って、リーンさんはミィちゃんと初対面か。


「リーンさん。こちらはミィちゃんとそのお母さんのメィさんです。

先日メィさんの病気の治療の為に、僕達3人でクリフ草を採取して届けたんです」

「クリフ草って……。なるほど、そうだったの。

ミィちゃんだったかしら。お母さんが元気になって良かったわね」

「はい♪」


さすがリーンさん。クリフ草の名前を聞いただけである程度状況を理解してくれたようだ。

「それでは今日はこれで」と言って、ミィちゃんを連れてメィさんはパイをお持ち帰りで買っていった。


リーンさんを見れば、さっきまでの寂しそうだったのはどこかに吹き飛んでにこにこしながら僕を見ていた。


「えっと、何かありました?」

「ううん。ただ、ソージュ君らしいなって思っただけよ」

「???」


ケイはうんうん頷いてるし、ミラさんもにこにこしてる。

あれ、よく分かってないの、僕だけ?

これは聞いても答えてくれなさそうだな。


「えーっと。話を戻して。

じゃあ、ケイとミラさんについては、冒険者ランクをアップさせる事を目標にして、僕とリーンさんも協力してクエストをクリアしていくって事で良いかな」

「ええ。良いと思うわ。流石にいつでもとは行かないと思うから予定が合えば、ということになるけど」

「いや、それだけでも大分助かる」

「お2人が良ければよろしくお願い致します」

「うん。じゃあ、目標は在学中にBランク昇格ということで」

「む、それは……いや。そうだな。2人の力を借りるのだ。やって見せよう」

「はい」


よし、これでやることの1つは決まったな。

冒険者ランクについて(前に書いたかな?)

Eランクは見習いです。最初はここ。

Dランクまでは半人前扱いです。

Cランクで1人前。Cランクパーティーであれば大抵の仕事は請けられます。

Bランクはベテランと呼ばれるレベル。ギルドの対応も1段上がります。また人格面も査定対象です。

Aランクになるには目立った功績を上げる必要があります。

Sランクは英雄と呼ばれるほどの功績をあげる必要があります。


##########


ケイ、ミラ、リーンと目標が決まり、残りはソージュの目標だけど。


次回:サークルの活動が決まりました。

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