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Eランクの僕とSランクの彼女  作者: たてみん
第1章:Eランクの僕と彼女
28/270

5-4 カリキュラムとパートナー制度

よろしくお願いします。


説明回になります。


評価頂きました♪

ありがとうございます!!

もう少しで総合100PTに手が届きそうです。

空いている席に座って少しすると、教室の前の扉から教師と思われる男性が入ってきた。

そして教卓の前に立つと話し始めた。


「はい、みんな席に着け。

えー、このクラスの担任になった、ブリッツ・グラッダだ。

改めて言おう。入学おめでとう。


さて、これから学園での1年目のカリキュラムについて説明する。

大きく分けると次の5つだ。

1つ目は基礎学問。これはランクに関係なく全員が受けることになる。

2つ目は基礎体術。こちらもランクに関係なく全員が受けることになる。身体作りは全ての基本だからな。

3つ目は基礎剣術および基礎魔術。これらはそれぞれのランクがDランク以上で受講可能だ。逆にBランク以上の者は免除される。

4つ目は応用剣術および応用魔術。これらはそれぞれのランクがCランク以上で受講可能だ。

5つ目はフィールド実習。本学園の敷地内にあるダンジョンを使った活動と近隣の森などの探索が主になる。

スケジュールについては後ほど張り出すのでそちらを確認するように。


ここまでで何か質問はあるか?」


そこで一度話を止めて教室を見回すグラッダ先生。

ひとつ疑問に思ったので手を上げた。


「ん?後ろのきみ。何かね」

「はい。剣術や魔術の講義の時間で、該当しないランクの人はどうすればよいのでしょう」

「ふむ。なるほど、良い質問だ。

たとえば基礎剣術と応用剣術は同じ時間に行われることが多い。

なのでDランクのものは基礎剣術に、Cランク以上のものは自分の実力を考えて好きな方を受ければよい。

講義の途中でランクアップ試験を受けることも出来るので、合格すればDランクだった者も応用剣術の講義に参加できる。

それに該当しない、剣術Eランクの生徒は自習となる。

他の講義を邪魔しないように図書館で勉強するなりグラウンドで体力づくりに励むなりするように。

魔術も同様だ」

「分かりました。ありがとうございます」


つまり、Eランクの僕の場合は剣術の講義も魔術の講義も出なくて良いってことだね。

その時間は自由にしていいのか。何しようかな。



「他に質問は無いようだな。

では次に、本学園のパートナー制度について説明する。


と、その前にフィールド実習についてもう少し伝えておく。

フィールド実習では、様々なクエストが用意してあり、各自自分の実力を考慮して、クエストを達成していくことになる。

当然難しいクエストの方が評価は高いが、無理して大怪我を負ったり、最悪死ぬ場合もある為、無理は禁物だ。

また、それぞれ得意分野、苦手分野があるだろう。


そこで出てくるのがパートナー制度だ。

学園生どうしで手を組み、協力してクエストに当たる。

よくある例が剣術が得意な者と魔術が得意な者がパートナーを組んで、前衛後衛に別れるなどだな。


ただし、パートナーは強制ではない。

パートナーを組まなくてもフィールド実習には参加できる。


また、パートナーを組むのは1人で無ければならないと言うことは無い。

さらに、複数のパートナーが集まってパーティーを組み実習に当たるということも出てくるだろう。

特に難易度の高いクエストになると6人以上のパーティー推奨のものもあったりする。


パートナーおよびパーティーを組む際には、事前に事務所で手続きをするように。


では本日の連絡事項はここまでだ。

各自明日からの講義に向けて準備をしておくように。

今の内にパートナーを組むのも良いだろう」


そう言ってグラッダ先生は教室を出て行った。

途端ににぎやかになる教室内。

見ればBランクの生徒からのパートナー勧誘であったり、逆にCランク、Dランクの女の子がBランクの男の子を誘ったりしている。

後は元からの知り合いと思われる仲の良さで集まっている子達。


僕の近くには当然誰も近づいては来ないし、さっきの話だと僕の方から声を掛けても迷惑になるだけだろう。

これは当分はソロでの活動になりそうだな。

そう考えながら明日以降のスケジュールを確認して教室を後にした。


まさか入学式の日だけで4話も使う事になるとは。

学園内に身分の差は無いといっても、社交の場には違いないので、彼氏彼女探しを頑張っている生徒は相応数居たりします。

なお、パートナー=恋人ではありません。あくまで協力者、共闘者です。


##########


不安の残る初日を終え、

2日目から本格的に講義が始まる。


次回:講義が始まりました


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