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Eランクの僕とSランクの彼女  作者: たてみん
最終章:Eランクより
258/270

47-2 逆侵攻準備

いつもありがとうございます。

休日はどうしても投稿が減りますね。

あの後は結局、突撃担当は俺たちではなく竜人族が行うことになった。

何でも竜人族には突撃に特化した部隊が編制されているのだとか。

そして代わりに俺たちに宛がわれた役目は、捕虜として捕まえた敵の前衛部隊、つまり異人種に対して、解呪と治療だ。

幸いなことに彼らに掛けられた呪いは単純な命令を聞かせるだけの洗脳に近いもので、それを破ったら死ぬなどと言ったペナルティは存在しなかった。

また、首に巻かれた魔道具を破壊すれば簡単に解除出来たので、催眠薬で寝ている彼らを手分けして対応するだけだった。

大変だったのは、むしろその後で。ほとんどの人達が大なり小なり怪我をしており、さらには過労に栄養失調を発症していた為に大急ぎで薬湯の用意をしなければならないことだった。


「お待たせしました!こちらに追加の薬草を置いて行きます」

「あいよ。加工はこちらに任せて追加を頼む。この後もまだまだたくさん要るからな」

「了解。前線は任せました!」


学園に存在する薬草園から次々と薬湯の材料になる薬草が届けられてきた。

それを薬師見習いの生徒を中心として加工を行っていく。

私達戦闘班は出来た薬湯をお椀に移し、いまだ倒れている人達の元へと運ぶ役だ。


そうして日が暮れる頃。

漸くすべての人の治療が終わり、必死隊との戦争もほぼほぼこちらの圧勝で終わりを迎えていた。

私を含めた各部隊の代表が司令部テントに集結していた。


「まずは皆さん。皆さんの尽力のお陰で無事に初戦を勝利することが出来ました。

戦いの中、傷つき倒れた方々の冥福を祈るとともに、ご家族への連絡も忘れずにお願いします。


さて、私達の今後の活動についてですが、人族至上主義の者たちが初戦で敗れて浮足立っている今のうちに、打って出ようと考えています。

この意見に反対の方はいらっしゃいますか」

「「……」」


学園長の言葉に誰も反対意見を出す様子は無かった。


「では、翌朝。私達は南に向けて逆撃を開始します。

目標は敵の前線基地となっている要塞の占領および、東西の異人族たちの保護です」

「なんでぇ。奴らの首都を目指す訳じゃないのか」

「はい。私達の目的は彼らを滅ぼす事では無く、あくまで今回の横暴を止める事です。

私達に彼らの街を占領する意思がない以上、街の住人を街から追い出す訳にもいかず、かといって残しておくと後から裏切られて手痛い目に遭うでしょう。

更に敵地奥深くに入り込み、補給線が伸びれば必ず犠牲が大きくなります。

ですから、我々からの侵攻は最低限に抑えます。

要塞さえ落とせれば、停戦交渉も有利に進められると見ています。こちらに関しては学園の有識者が何とかしましょう」


そう。今回の戦争は相手側にしか侵略の意思はない。

こちらの望みとしては、奴らの侵略行為を阻止出来れば十分なのだ。

自国内だけで人族至上主義を掲げる分には大した問題にはならないのだから。


「それにしても、未だに1つ分からない事があるのだが」

「何がだ、熊族のブルフ殿」

「奴らは何をもって人族が至上だなどと言っているのだ?」

「ああ。その事か。

彼ら曰く、自分たちこそ最も神に近い存在であり、最も賢い種族だそうだ」


学園長がそう言うと、至るところで失笑が漏れる。

それもそうだろう。

知識では森人族に、技術では山人族に、身体能力では獣人族に劣るのだ。

唯一勝っているのは環境適応力と繁殖力だろう。

その為に平地を埋め尽くす勢いで増え続け、互いの領土を奪い合う必要に迫られるのだ。


「情報に寄ると既に多くの異人族の集落が襲われているそうだ」

「至上最も野蛮な種族だと言われたら納得してしまいそうだな」

「そうだな。ではそんな彼らに虐げられた者たちの怒りをぶつけるとしよう」


そうして翌日、私達は南へと進軍を開始した。

戦略ゲームとかありますけど、占領後の管理とかどうしてるんでしょうね。

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