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Eランクの僕とSランクの彼女  作者: たてみん
第1章:Eランクの僕と彼女
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4-C 寮の先輩の視線

よろしくお願いします。


今回は第2男子寮の先輩目線です。

ジバンリン暦52年3月16日


Side 第2学生寮


俺はマリアッジ学園に通う2年、あ、いや、来月から3年だ。

毎年この時期はえばり散らしていた先輩が卒業して、新入生が入ってくる。


この学園は生まれの貴賎が評価されない分、ランクによる差別は大きい。

分かりやすい所で言うと、寮の部屋訳は、DランクCランクは4人部屋、Bランクは2人部屋、AランクとSランクは1人部屋だ。

また、それぞれのランクは胸のバッジで判別できる仕組みだ。

あ、ちなみに、剣術ランクと魔術ランクの高い方がその人のランクとして評価される。

魔法の全く使えない種族とかもいるからな。


昨日聞いた噂では、なんでも剣も魔法も使えないEランクの馬鹿が入ってくるらしい。

っと、噂してたら冒険者服の少年が降りて来た。

多分入寮する為に部屋を見に来た新入生だな。

胸のバッジは……真っ黒、つまりEランクって事だ。


「おい見ろよあれ」

「あいつが例のEランクか」

「何でも学園長のコネで合格したらしいぞ」

「けっ。そりゃ俺たちで教育してやらないといけないな」

「全くだ」




そしてそいつは夕方になって帰って来た。

ん?今日から入寮するのか?


「お、Eランクのお帰りか」

「えっと、あなた達は?」

「俺達は今年3年のBランクだ」

「いいか、この寮では下位ランクは上位ランクの小間使いになるのがルールだ」

「はぁ」


ちっ、腑抜けた返事しやがって。

ちゃんと分かってんのかね。



だけどその心配もどこへやら、あいつは俺たちのいう事を良く聞きやがる。


「おいEランク。明日俺ん所の卒業生が退寮するから、荷物の運び出し手伝え」

「はい、分かりました」


「Eランク。3階北トイレの魔石が魔力切れになりそうだから交換しておけ」

「はーい」


「ゴミ出ししとけよEランク」

「すぐやります」


「Eランク。えっと、あーー肩揉んでくれ」

「すみません、先約が2名居るので40分ほど待ってください」


「Eランク。なんだ、その。俺で良かったら授業始まるまで剣の手ほどきしてやろうか」

「そう言って頂けるのは嬉しいのですが、実は僕、とある理由により剣が持てないんです」

「はぁ!?呪いみたいなものか?」

「似たようなものだと思ってもらえれば。ただ、呪いみたいに悪意のあるものではないので、今の所、解く気はありません」

「あーまぁ事情があるなら仕方ねえか。じゃあ魔法はどうなのよ」

「そっちは種族的に使えないんです」


なんじゃそりゃ。

八方ふさがりじゃねえかよ。

このままじゃ新学期が始まったら、虐めとまでは行かないまでも、差別の対象にはなるだろう。

何か出来ればいいんだが、俺にはそんな力もないしな。

せめてこの第2男子寮のメンバーだけでも結束を固めておくか。


なぜかだんだんデレる先輩。

くっ私に意地悪な継母は書けないというのか!?

まぁ元々性格に問題のある生徒は入学出来ていないという話もあるんですよね。


そして次回からソージュ視点に戻ります。


########


寮の入れ替えも無事に終わり、4月。

今日から本格的に学園生活がスタートする。


次回:入学式に行こう

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