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Eランクの僕とSランクの彼女  作者: たてみん
第3章:だから僕と彼女はここにいる
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36-3 エルフの村

季節外れに体調を崩しまくりです。

皆様お体には十分お気を付けくださいませ。

それから改めて、お互いの自己紹介をしながら村の中へと入っていく。

自称四天王の彼らは「カミル」「サルム」「タルマ」「ヤルメ」というらしい。

何となく語呂が似てるのはエルフの間ではよくあるそうだ。

あと、村の様子だけど、私を見ると軽く手を上げて挨拶してくれるくらいにはフレンドリーだ。


「それじゃあ、私が来ることはとっくに知ってたのね」

「まあな。俺たちエルフはオニっち……あ、このオニクイヒメの魔物とは植物魔法で遠距離からでもコミュニケーションが取れるからさ」

「『ニンゲンのオトモダチがキタ』って連絡が来たんだよ」

「村まで人間が来るのは珍しいからな」

「そうそう。前回は兄貴たちに先を越されちゃったからな」

「前回?」

「ああ。14年くらい前かな。10日くらい兄貴たちと一緒に修行した後、奥の修行場で特訓をしていったよ」


14年前、か。

それって時期だけで考えるとそーくんの可能性が高いんじゃないかな。

もしかしたら、全くの別人という可能性もあるけど。


「ねぇ、その人、名前は何て言ったの?」

「それがなー」

「名乗らなかったらしいんだよ」

「名乗らなかった?」

「そ。まぁ詳しくは巫女様に聞いてくれよ。ほら、この先の神社に居るはずだからさ」


そう言って指差した先には鳥居と、他よりも厳格な建物が建っていた。

って、あれ、気付けば少年たちは遠くに離れて手を振ってる。


「ねぇ、どうかしたの?」

「はっはっは。怒られたくないから逃げる!」


いっそ清々しく宣言する少年たち。

どうやら、彼らだけで私を迎えに来たことか、攻撃を仕掛けた事のどちらか(どっちも)は怒られる案件だったようだ。

でも。彼らの後ろに居る青年たちを見れば逃げるのは失敗したみたいね。

まぁそもそもどこに逃げるんだって話なんだけど。

彼らの事は任せて私は神社と呼ばれた建物へと向かった。


「すみませ~ん」

「はーい、少々お待ちください」


玄関先から声を掛ければ、奥から綺麗な女性の声が返って来た。

そして1分も待たずに金髪のエルフの女性が出てきた。


「いらっしゃいませ。なるほど。あなたがリーンさんですね。お待ちしておりました」

「はい、って。あの……待ってたっていうのは?」

「はい。まずは中へどうぞ。詳しい話はそちらで。

うちの腕白達の相手をしてお疲れでしょうし、お茶を入れますので一休みしてください」


そうして靴を脱いで居間へと通される。

そこは畳と呼ばれる草を編んだ床材で出来た部屋で、森を抜ける風と相まって凄く落ち着く空間だった。


「どうぞ」

「あ、ありがとうございます」


出されたお茶をお礼を言って一口飲む。

続いてお茶菓子に果物も出された。


「こちらもどうぞ」

「わぁ。ブラッドベリーですね!!ん~~おいしい~~」


まさかここでブラッドベリーが出て来るとは思わなかったのでびっくりして飛びつくように食べてしまった。

そんな私をみて彼女はにこにこと笑っている。


「ふふっ。聞いていた通りですね。と、改めまして。

私はルゥと申します。現在はこの神社の巫女長をさせて頂いております」

「リーン・バルディスです。あの、それで先ほど待っていたと言っていたのは?」

「はい。14年ほど前にここに訪れた人から『何年か後に世界樹の杖を携えた銀髪の女性が来るかもしれない』と伺っていたのです」

「その人の名前は分かりますか?」

「いえ、名乗られませんでした。きっとそうすることで、極力世界に与える影響を抑えようとしたようですね」

「そう、ですか」


でも世界樹の杖を持った銀髪の女性って、間違いなく私の事だよね。

なら、その14年前のその人はやっぱり、そーくんで間違いないだろう。


「それで、彼はここで修行をしていたと聞いたのですが、それからどこへ行ったのでしょうか」

「ええ。ただ、その話をするのも良いのですが、あなた宛と思われる伝言を預かっています」

「伝言?」

「はい。どうぞこちらへ」


そう言って立ち上がるルゥさんに続いて、私は神社の外に出て、そのまま裏手に回り、世界樹と思われる巨大な木が見える祭壇へと移動した。


うーむ、村の情景とかしっかり書こうとすれば書けるんだろうけど、相変わらずサクッと通り過ぎます。

ルゥさんはリーンさんより、見た目的には若干年上、くらいです。


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