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Eランクの僕とSランクの彼女  作者: たてみん
第3章:だから僕と彼女はここにいる
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36ー2 ソージュを取り戻すために

よろしくお願いします。

ずっと書けなかった反動で頑張ってみてます。

……明日までこの勢いは続きませんが。

もしあの時のお兄ちゃんがそーくんだとしたら。

ううん。私が血の味を間違えるはずがない。あれは間違いなくそーくんだった。

今思えば、あの時のお兄ちゃんは初めて会った時のそーくんではなく、今のそーくんだって言われた方がしっくり来る。あれ、もっと大人だったかも?

それに、それにそーくんなら過去に私に会っていたのなら、気が付くはず。

そう考えれば、やっぱりこの転移の影響で偶然同じ次元の過去に飛ばされたと考えるべきだろう。

それなら、今の私に出来ることは何だろう。

……あっ!あれを使えば、もしかしたら分かるかもしれない。


「フレイ様。私、そーくんを見つける方法に一つ心当たりがあります」

「そう。それは私の助けは必要かしら」

「いえ、大丈夫です。そーくんは私が連れ戻します」

「分かったわ。ならそちらは任せて、わたしはダンジョンの修復にあたりましょう」


私がそう宣言すると、そばにいたケイ君ミラちゃんも何かを決断した顔をしていた。


「リーン様。私たちも別でソージュ様を救う方法を模索しようと思います」

「ああ。幸い、力になってくれそうな当てもあるしな」

「それなら、お互い何か分かったら逐一情報は共有して行きましょう」

「はい」


そうと決まれば、まずはダンジョンから出よう。

私たちはフレイ様に一言挨拶をして、帰還石で地上へと戻った。

んだけど。あれ、学園ってこんな雰囲気だっけ?

学園の周囲を眺めると、常時張られていた結界などが消失しているし、空気中の魔素も薄くなってる。


「あ、そっか。ダンジョンと同様に学園そのものの魔力も枯渇したのね」

「そう考えますと、どれほど時空間転移が大変なものかが分かりますね」

「うん、とは言っても、今回はこの杖に宿っている精霊が守ろうとしてくれたお陰で、本来消費される以上の魔力が消費されたはず」

「ということは、戻ってくるのには今回ほどの魔力は必要ないということだな」

「朗報、ではありますが、安心はできませんわね」

「うん、出来ればこっちからそーくんの所まで道を切り開くような事が出来たら良いんだけど」

「少なくとも今わかっている事は、世界樹にはそういった時空間に干渉する力があるってことだな」


聞けば、以前ダンジョンの砂漠フィールドに私を助けに来た時も、世界樹の力を借りて空間転移をしてきたらしい。

また、このジルの杖も世界樹から作られているらしいし。


「ミラちゃん達のあても世界樹がらみ?」

「いえ、私たちは地元の祈祷師の元を訪れようと思います。

あの方なら、ソージュ様の行方についても視ることが出来るかもしれませんので」

「そっか。なら、一度過去を視てもらってみて。私の予想が正しければ、そーくんは15年くらい過去に飛ばされた可能性があるわ」

「過去、ですか」

「うん。でももしかしたらもっと別かもしれないから、それには囚われないでね」


もしかしたら過去に行ったのは今回とは別のタイミングかもしれないし。

もしそうだったら過去だって限定してしまったせいで見つけるのが遅れるかもしれないから。


「リーン先輩はどちらに?」

「私も実家。西の竜人族の集落へ行ってくるわ。そこで調べた結果次第だけど、その後は世界樹の森に行ってみようと思うの」

「ならば俺たちはソージュの実家を訪ねてみるとしよう。もしかしたらこちらに戻ってくるためのヒントがあるかもしれないしな」

「そーくんの実家。確かおばあ様の商会が南の商業国家にあるって聞いたことがあるわね」

「ああ。世界樹の森もそれほど遠くはないからな。上手くすればそちらで合流できるかもしれないな」

「そうね。それじゃあ、お互いそーくんを救い出すために全力を尽くしましょう」

「はい!」


そうして私たちは学園を後にした。

ケイ君とミラちゃんは北東の山岳地帯へ。

私は西の竜人族の里へ。

これで何とかそーくんの手掛かりが見つかれば良いんだけど。


この後もリーンさんを中心に話を進めていきます。

ケイとミラちゃんの話は今後閑話で。


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