好きだから、心配で。
リアルにこんな話があったりして?
今日もあの人は直ぐに給食を返しにきた。毎日毎日、全然食べない。食べなさすぎて心配でたまらない。
今は中3の秋、部活も引退して、普通なら自分の進路を心配するはずの年頃。でも私は。あの人が好きで好きで好きで、愛おしくて愛おしくてたまらないから。
体育の授業、あの人がシャツの袖をまくっていたので腕全体が見えていた。本当にか細い、男子らしからぬ腕だった。私の腕の方がまだたくましく男らしいのではないかと思えるほどだ。スボンから伸びるふくらはぎこそ運動部だったがゆえ、筋肉が付いていたが、それも骨に直接張り付いているかのようで、肉が全然なかった。裾から一部だけ見える太ももに至っては、膝より細いのではないかと思わせる。
顔はものすごく自分好みのどストライクだから、そんな女の子らしいあの人をどうしても好きでいてしまう。むしろイケメン補正でそれすらも可愛く思えるのだが、最近の食べなささや痩せすぎている体は、すごく心配で心配で心配でたまらない。別に私は彼女でも何でもないし、むしろ疎まれているだろうが、それでも心配し続ける。
だってあの人は……
私の……
世界で最も愛しい人だから…………
拙い文章ですがヤンデレ風味です。