表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/53

学校とは 16


どこかで見覚えがあると思った…


第2王子攻略対象の1人であるエドモンド・ベルリア・フォンガード


二の腕まで届く、艶のある黒髪を低い位置で纏め長いまつ毛に伏せられた瞼から見え隠れする、その澄んだ青い瞳に射抜かれるご令嬢は数知れず……


と、"主人公"と会う時の彼の設定はこんな感じだった様な気がする。


今の歳は確か6歳。

"主人公"と同い年というのを覚えていた。


兄の1つ下ではあるが、ぱっと見、兄と同じくらいの身長でユリウス殿下とそこまでの差がない。


まぁ、私からしても高い方だが。


心の中でから笑いしながら、目の前に押し出された彼を見直すと、何故か青ざめていた。



なんでだ。



見間違いかと少し目を逸らして、もう一度彼に目線を向き直すが。


身長差が少し私の方が小さいこともあって、顔色がよく伺えるので青ざめているのは見間違いではない様だ。



なんで青ざめてんの………



引き攣りそうになる顔を抑え、挨拶を返し膝をつくと彼の身体が何故か距離を数歩置かれた。



だからなんでだよ……



「……すまないね。弟はまだ社交界に出ることも少なく人見知りが激しいんだ…。」



苦笑しながら私の心を読んだのか、ユリウス殿下が丁寧な説明をしてくれた。


それで納得は出来たものの、距離を置いた彼を見直すと先程よりも顔色が悪くなり、心做しか手や肩が小刻みに震えているように見えた。



ふむ…



……エドモンド殿下へ失礼のないようにするにはの前に、エドモンド殿下自体人見知りで人が苦手の可能性があるなぁ…これは。



「?ファナメリア?」



沈黙が出来た事で不信感を抱いたのか、ユリウス殿下が首を傾げどうしたのかと聞いてきた。



うぐ………


「…エドモンド殿下はこの距離でお話しても大丈夫ですか…?」



「えっ…あ……むり。」



意をつかれ驚いたのか、エドモンド殿下は先程の声よりも心做しか大きくなり、答えた。



おお………。



さすがにまだ私と歳の離れていない少年だ。

無理もないだろう。


王子だから社交界はまだ怖いだろうなぁ…




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ