表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
灰色の世界に彩りを  作者: 橘花穏
3/3

初めての王宮

無駄にデカくてキラキラしている…

俺は師匠とともに、王宮に来ていた。

俺が王宮の内装の派手さに驚きを隠せないでいると


「そんなにキョロキョロするな。」


バレイアが苦笑いで言ってくる。


俺が「キョロキョロなんかしてない!」


文句を言おうとすると、師匠が急に止まった。

それに気づかなかった俺は師匠の背中に顔を強打した。



痛む顔を擦りながら文句を言おうとしたが、他の声にかき消された。

声の主を見ると、見た事のない軍人が師匠と再会を喜んでいるところだった。

誰コイツ…?

なんて考えていると


「ルド、彼はイアン・ハイランドだ。俺の同期で優秀な魔道士でもある。」


「宜しくね。イアンと呼んで。君は…?」


イアンは俺に手を差し出してきた。


「ルドルフ・シートンだ。」


名前だけ答え、手を握る。

師匠は苦笑いをすると俺が師匠の弟子であること、魔法を使えること、今度戦場に行くことを掻い摘んで説明した。

イアンは俺が魔法を使えることに興味を示した。


「ルドはどんな魔法が使えるの?」


「今使えるのは、肉体強化と簡単な風魔法だけ…」


新しい玩具を与えられた子供のようにキラキラとした目で聞かれ、色々と答える。


「じゃあさ、戦場で実際に戦って魔法をもっと使えるようになりたいと思ったら連絡して?」


師匠と軽く言葉を交わすと帰っていった。


「どう思った?」


「イアンのことか?なんか…面白い人だ。喋ってて嫌な感じはしない…」


「あいつは魔法に長けているから、今度学ぶといい。」


師匠はそう言うと歩き出した。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ