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契約テディベア  作者: 笠凪あずき
復讐開始
3/8

無感情

ガタンっと、自分の靴箱を開ける。

と、いつも通りの紙くずとゴミくず、と、猫の死骸。

前までの私は、靴箱いっぱいに入っていたゴミだけで泣いて、だが最近はそれになれ、生き物の死骸には私のせいでごめんねと同情して・・・。

だけど、今はその同情すらも湧き上がってこない。

靴箱に入っているものは全てゴミ、みなしている。

昨日のカラスの死骸には同情してたんだけどね。


今の私には感情なんてない。



■教室

躊躇なく教室の扉を開けると、上からコンパスとハサミが落ちてくる。

どうりで扉が少し開いてたわけだ。

そのせいで右頬が切れちゃったよ。

痛くないけど。

いじめの主犯格の皆様方は、窓際に集ってヒソヒソ話してますよ。

あほらしい。笑えてくる。

今の私は無敵に等しいから、何も怖くはない。

あ、今のちょっとイタイ人のセリフかも。

とか、どうでもいいことをふと考えて、ふっと吹き出した。


『なんであいつ笑ってんの?まじキモイんですけど』


『ドMなんじゃね?ブス豚クソビッチじゃんか、ウケるっ』


『てか、まじで早く死ねばいいのにー』


幼稚だね。お前らは集わないと意見も言えないのか。

お前らはそんな下らない陰口しか言えないのか。

お前らは貶すことしかできないのか。


お前らは、そんなことでしか一緒に盛り上がれない人間を〝友達〟と言うのか。


まあいいさ。やりたきゃとことんやればいい。私はなんとも思わないから。

苛立ちも、悲しみも、痛さも、喜びも。

今の私には何も、感じることできないから。



なぜってそりゃあ、



『感情』を消したから。

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