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君想ふ
初めて僕たちがあったときのこと
君は憶えていますか
或る人とは初春の音楽室で
或る人とは初夏の電車で
或る人とは初秋の家庭科室で
或る人とは初冬の廊下で
みな ガラス細工のような
美しく儚い
思い出ばかり
君は その時を思い出せますか
僕が大切にしている
たくさんのガラスの記憶の中の一つを
僕は 憶えていますよ
たくさんの人との
出会いを
別れを
そして 共に過ごした時間を
けして 形のないものだから
脆く儚いものなのです
君はそれを
大切にしていますか
・・・。
何これ。
一応、chaos boat.さんから持ちかけられたお題小説(お題は「ガラス」)のつもりです。
これで・・・よろしいですか、chaos boat.さん?