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カテゴリー  作者: 七賀ごふん


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#4



今日は飲んで帰りたいな、どうせなら新しい店でも開拓しようか……などと思いながら信号を待つ。視線を横に向ける。同じように佇む人々。この中に一体何人、己の死を望む人が混じっているだろう。

本当に怖いのは外見から窺えないタイプだ。自殺を望む者ほど身辺を整理し、明快に受け答えし、身なりを正す。自分は何度もそれに騙され、取り返しのつかない失敗を犯した。


いつもありがとうございます。品場さんのおかげで元気出ました。明日から頑張ります。

……鬱が酷く、注意して見ていた青年は、そう言った翌日に自ら命を絶った。


薬の量は適量だったのか。それ以前になにかトリガーとなる出来事があったのか。どれだけ考えても分からなかった。他人の悩みを、それも押し殺している苦悩を探り当てるなんて神業に近いかもしれないと悟った。


彼はどんな気持ちで「明日から頑張る」と笑ったのだろう。明日が来ることを心の底から絶望して、残酷な現実に打ちのめされて。

山頂へ続く道ではなく、真っ暗な谷底という最後の逃げ道を選んだのか。




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