03.再会、そして襲撃
突然ですが前話とキャスターの名前が大幅に変わっております!(前話では、まだ変わっておりません!ほんとすみません!)
ユピテル→ククリ
アン→ガーネット
ソフィア→ソフィア
「え……」
誰、何用? っていうかスマホ? 怖。みたいな顔をされても別にいい。
「俺は手がないから、お前が番号打ち込め。最初から言うぞ、えーっと090……」
「っ……」
電話番号の事か!っと、即座に電話アプリをタップし、思わず言われたままに打ちこんでいく、女子高生。
プルルルルルルルルルル……
ガチャ。
「俺の耳にあてろ」
「もしもし、お前か? 元気にしてたか?――――」
数分して。
「……プラズマ!」
凛としていて、やわらかくて、桜の花のような、少女の声。君の声。
ようやく会えた。
嬉しくて、嬉しくて走って彼女の下へ行く。
車いすを看護婦さんに引かれながら、彼女はやってきた。
茶色の長い髪に、黒い瞳。まだ、中学生になったばかりだというのに。
「ユキ!」
名前を呼んで、車いすに乗ったままの彼女に抱き着いた。
「ちょっと!」
看護婦さんが驚く。
抱き着いた勢いで、車いすがひっくり返るところだった。
「おっと、悪い。そんなつもりなくて。ただ、会えて嬉しかったから」
そう言うと、ユキは微笑んだ。
「調子、良くなったんだな。最後に会った時は、ベッドの上にずっといて、声をかけても眠ったままだった」
車いすに乗っている彼女に目線を合わせようと、俺は屈んだ。
「病気の方は、もうだいぶよくなってきたの。あとはこれからリハビリもっと頑張って、歩けるようになれば……」
「そしたら、もっとたくさん一緒にいられるの!」
「わっ」
俺の頭は彼女の胸に、包まれた。
これ以上ないほどの、極上を感じる。
彼女の心臓が、どくん、どくんと脈打つ。だんだんと鼓動が速くなっていって……。
「だいじょうぶか!? ユキ! 鼓動が速いぞ! また新たな病気にかかったのではないか!?」
俺が大真面目に言っているのに、看護婦は笑い、ユキは赤面する。
な、なにか俺は間違えたのか?
「あ!」
ユキは、何かに気が付いたかのようだ。
「どうして私の携帯の番号、わかったの?」
前の携帯番号から変えたのに。
「……お前が掛けてくれたからな。俺を止めるために」
「携帯を一瞬で解析して、番号を見つけて、その後そこら辺の人間捕まえて、精神操作でぽぽいだ! 最強にかかれば、こんなこと楽勝さ」
ユキはそれを聞くと、ぷくーっと頬を膨らませて俺に怒った。
「人間に能力を使うだなんて! 最強なら、そんなことしないで!」
まさか、そんなことで怒るだなんて……。
「ま、まあ、まあ……落ち着けよ。精神操作だって、その瞬間にちょーっとだけ干渉したっていうか……こう、友達みたいに見えるように操作しただけだ! その間の記憶を消したり、強制力を強めたわけでは……」
俺がどれだけ言い訳しても、ユキは全く聞いてくれない。
「ユ、ユキ……」
「ふん、今回の事は許してあげます。ですが、今後もし同じようなことがあれば許しませんから!」
そう言って、俺を撫でるユキ。
そんな風にして、過ごしているその時。
バン。
銃声のような音がした。
「何だ?」
俺は立ち上がって、あたりを見た。
周りの者たちも、驚いている様子だった。銃声は、少し遠くからしていた。このようなたくさんの人がいる場所では、「少し遠く」であっても様子は全く見えない。
次に、叫び声が聞こえた。
女、子供が、叫ぶ声。
こちらに逃げてくる人々。でも、ここにいる人々にとっては何が起こっているのかが分からずじまいだ。
ド――――――――――――――――ッン。
スクランブル交差点の真ん中で、大きな爆発が起こった。
ようやく、ここにいるすべての人々は、何が起こっているのかわかった。
「看護婦さん、ユキをお願い。出来るだけ、遠くに逃げて。ユキも、怖い目に遭ったら俺の事を呼んで、すぐに行くから」
「……わかった、ぜったい帰ってきてね」
「ああ、了解!」
笑ってそう言い、俺は爆破元へ向かった。
逃げる人々と入れ違うようにして、そこへ近づく。
瞬間、何かが刺さった。
自信の胸を見て、そこに刺さった槍を見た。
「―――――――――っみーつけた!」
可愛らしい子供の声。
「……は?」
まさか、№400……追っかけて、いやあんなことは言わない。それに、あの声聞き覚えが、
キャラクターの名前が未だしっくりこない、夏神ジンでごばいます!変更しましたが、まだちょっとうーんって感じです!
そこで!そこで!そこの読者様!ぜひとも彼らに良さげな名前でも(チラッ)
名前じゃなくても全然いいです!評価、ブックマーク、コメント等々、頂けると大変喜びます!ぜひともよろしくお願いします!
最後に、読んでいただき本当にありがとうございました!!