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09.第一回、オリエント会議!……予行演習?

本編とはなんら関係がないと言ってもいい感じの内容になっております! 本編の続きだけが気になる方は飛ばしていただいて結構です笑。(最後の方だけ、本編と繋がりを持っています)

また、あれ、これ前に読んだことある気がする……と思った読者様!その通り!現在文字数調整の為、数話増えていますが、前のものと変わりません!火曜日に次話を投稿する予定でございます!


――――――――らっらっらっらっらっらっらっらっらっらっらっら、らら。

 あ らっつぁっつぁ や りびだびん らば りったん りんだん れんらんどぅ―――――――。



「ボス、紅茶が入りましたよ。今日は、ボスが大好きなアールグレイです」

 僕、№400ことシオンは、いつの間にやら椅子に座っていたらしい。


「僕はボスじゃない。誰かと勘違いしているんじゃないか?」


「ええ? どこをどう見たって、ボスなのにぃ?」

 胸板の大きい、メガネをかけた男は不思議そうに言う。


 そこへまた一人やってくる。

「ボスーっ! 新しい情報が手に入りましたよ! 今すぐ目を通していただきたく!」

 やってきたのは、元気いっぱいの女の子。彼女は、赤いメガネをしていた。


「だから、僕はボスじゃないって」


「おや、ボス。こんなところにいたのか。俺と一緒に屋上で一服するって言っていただろう」

 右目が髪の毛が隠れた男性。こちらは細長いメガネ。


「言っているだろう! 僕は№400! 君たちのボスとはまるで違うだろう!!」


 さらにさらに、やってくる。

「ボス、お怪我をなさっていたらお早目に行ってくださいね。義手でも義足でもいくらでも作りますし、なんなら腕を生成してみるのも、ちょっと試してみたいですね。あら、なんだか少し顔が青白いような……」

 看護婦のようなことを言うスーツを着た女性。彼女のメガネはラウンド。



 なんなんだ、全く……全く……。


 全員似たような黒いスーツに身を包み、メガネをきらりと光らせる。



――――あ らっつぁっつぁ や りびだびりん らば りったん りんだん れんらんどぅ

 まば りっばっばー ばりっばり りすてん れんだんどぅ――――――――




 そして、最後の刺客がやってくる。


「プラズマ! ようやく見つけましたよ」

 僕が一番親しくしている「メガネ」、一条だ。


「だ、だから言っているだろう! 僕はプラズマじゃない! №400だ!」

 ここまで言い続けると、逆によくわからなくなってくる。僕は……本当はプラズマなのか!?

 いや、いやいや! そんなわけないだろう! じゃないと今までの事はいったい!?


「? どうしたんです、プラズマ。確かに、今日は№400は見ていませんが」


 ああ、よかった。僕という存在は、確実に彼とは分離している! 



 で、でも、じゃあどうして僕がプラズマだと思われているんだ?

 あの戦闘の後ちゃんと、接続は切った……はず。


 なにより、僕の能力は接続した程度でその人物さえも操れるようなものではない!

 プラズマの意識はどこにある!?



「顔色が悪いですよ、プラズマ。ほら」

 そう言って、一条は手鏡で僕を写す。


「へ?」

 映っていたのは、№400()ではなく、プラズマだ。

 おかしい、おかしいぞ! どうなっている! 


 僕は正気を保てなくなって、彼の名前を呼んだ。

「プラズマ! プラズマ! プラズマ! プラズマ―――――ッ!」



「ボスが突然自分の名前を叫びだしたぞ!」

 メカクレメガネが驚き、他のメガネたちも驚き。



 僕の顔をのぞき見るように、寄ってたかって僕に群がるメガネたち。

 僕の体を触り、僕を心配そうに見つめ。


 僕は椅子に貼り付けにされたように動けなくなる。



 メガネ、メガネ、メガネメガネメガネメガネメガネメガネメガネ―――――――――――――



「プラズマぁぁぁぁああああああああああああッ!!!」



――――――たた たたたた とぅとぅ でんやぶ。








「―――――っおい! しっかりしろ! シオン!」

 彼の声がする。と同時に、僕は誰かにゆさぶられる。


「う、う、……うーん」


 目がうっすらと開き、その隙間に光が差し込む。

 まぶしい。


「あれ? 君……」

 彼、プラズマはすぐ隣にいた。


 僕は椅子に座り、楕円形のテーブルで会議に参加していた……らしい。


「お前なあ……会議中なのに少し眠るとか言って、椅子に座りながら寝だしたと思えば、うなされて俺の名前を呼ぶとはな……」


 今までの事は、すべて夢だったということに今気づく。

 ああ、よかった。僕はプラズマではなかった。


 彼を見て、ようやく落ち着くことが出来た。

「す、すまない」

 僕の顔が赤らむ。


 数日前にプラズマに接続をしてから、なぜかプラズマの記憶を垣間見る機会が多くなった。

 本来ならば、接続された側にこういったことは起こるのだが。


 プラズマと僕は、つながりが強いからなのだろうか。

 まだまだ、接続を繰り返さないことにはよくわからないことである。


 僕が喋るのはこれぐらいにしておいて。




「シオンも起きましたし、さっそく本題に移りましょう」

 一条がスクリーンを進める。



たらたらたー!夏神ジンです!様々なサイトで勉強させていただいたところ、4000文字後半はなろうでは長いという結論が出ました!なので、現在大急ぎで編集しております!

それでも、更新リストから拾っていただいた皆様、読んで頂きありがとうございます!今日中にまだまだ出ます!もしよろしければ、このまま続きを読んで頂けたら幸いです!

ブックマーク、コメント等もぜひお願いします!

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