会議は城で行われているのではない!現場でおきているんだ!
少し会議は休憩時間となった。
「まさか、勇者ショットが我々魔族の血を持っていようとは」
「うご!」
「ふむ、確かに、人間には翼は無かったのだったな。魔族では普通だから、わし、ミスった?」
「魔族の降伏宣言を受け、人間はどうする? いっそ、魔族を屠るか?」
「いや、血が流れない確信がない。人間にとっても降伏はありがたい」
「この食べ物なんだべ?」
「天ぷらと申します」
「こっちは?」
「寿司です」
「ほほほ、ソナタの国は金貨が不足しているようじゃないか」
「ぐっ!」
「財力も国の力ゆえ、もっと邁進するんじゃな」
「くそ! ジジイが!」
など、これはこれでなかなか面白い休憩となった。何せ作者は自由に書けるのでアペンドとゴーレムだけ押さえておけば、あとは王様っぽい人たちの会話! に、すればいいだけだから。
「はい! 会議を再開しますよー!」
「アペンドと言ったか? 魔族の降伏は我々人間には好都合だが、国によって意見が違う。それは理解してもらえるかな?」
どこかの王様が言った。
「はい。元よりそうなるだろうと思っていました」
「ふむ、と、なれば我々【マーク国】は受け入れよう」
「私達もだ。【ナレバ国】と申す」
「我々は条件付きだ。他国で争いになっても関与しない。それで【ランサー国】は受け入れる」
マーク、ナレバ、ランサーを合わせると世界の半分になる。
「ありがとうございます。絶対に裏切ることはしません」
アペンドが涙ながらに言った。その涙を見て……。
「よし、【ピーコック連合】も受け入れよう!」
ピーコック連合とは?
簡単に言うと、賢者の同盟である。これにより、小国も次々と受け入れ、残りは最大にして最強の軍隊をもつ【フォーム合衆国】である。