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異世界で調合は最強です  作者: あいら


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5-4

それからは、横から槍が出て来るとか、

大きな岩が転がってくるとか、落とし穴とか、

お約束っぽい罠があったが、エレナの勘で、全て回避した。


俺が1人で進んでいたら、20分ももたなかっただろう、

エレナの勘の凄さに驚かされる。


そして、2時間ぐらい進んだ時見覚えのある部屋に出た。


螺旋階段があって・・・


「あれ?入り口?」


俺は思わず口に出してしまう。


どう考えても、降りてすぐ入った入口としか思えない、

さんざん歩いて、元の場所に戻って来たという事だろうか。


2時間も歩いて、かなり疲れていた。

罠がいつ出て来るかもしれないという緊張感もあって、

疲労はかなりのものだ、


エレナを責める気はないが、

入口に着いて、がっくりと来たのは否めない。


「エレナどうなの?」


セスティナがエレナに聞く。


「そうね、食事にしよう!」


エレナの言葉に驚くと共に、そう言われてみれば、

ずっと食べずに歩いていた事に気づく、

確かにお腹も空いている。


アイテムボックスから、アルテノン共和国で買った食事を出す。

エルフの2人にとっては珍しいと思ったのだ。


「これはライスだよ」


俺はおむすびを出す。


「ぼろぼろする~」


パンに慣れているエレナにとっては、

おむすびは少し食べにくいようだった。


「エルフの独自の食べ物と言ったらうどんでしょうか」


セスティナの言葉に思わず飛びつく。


「うどん?」


「ご存じですか?細長い麺です」


「ぜひ食べたい!」


米に続いてうどんが食べれるとは!

元の世界の食事は、やはり懐かしい。


俺は前かがみでセスティナにお願いする。


「ハルト様には助けて頂いてばかり、

 そんな事でよいなら、いくらでも用意します」


俺はよし!と思う。


そうして食事を堪能していると、エレナがぽつりと言った。


「そろそろかな」


「そろそろとは?」


セフィロスがエレナに訪ねる。


そうしていると、降りて来た螺旋階段の上から、

不思議な光が差し込んできた。


階段の光が複雑な色を作り、模様を描いていく。


「凄い」


そう言う俺に、セフィロスは緊張した面持ちをしている。


すると、光が揺らぎ、いた部屋全体がぐにゃりと歪んだ。


「なんだ?」


「目の錯覚だよ」


エレナだけが冷静に言う。


「最初いた部屋にスカイドラゴンの核はあったの、

 でもダンジョンを巡って、この現象を起こさないと、

 核が見えないように細工されていたんだよ」


エレナの言葉に呆然となる。


最初いた部屋にスカイドラゴンの核があった?


信じられない気持ちでいながらも、

部屋の歪みが無くなるのを待った。

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