表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で調合は最強です  作者: あいら


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

59/68

4-8

オークションの当日、

王宮主催とあって、いかにもお金持ちという、

ごてごてした衣装の人がいている。


俺も久しぶりにコスプレをする事になった。


ちなみに、セフィロスも奴隷なのに!

と言われながらも、衣裳を着せてみたが、

これが似合っていて、自分との違いに落ち込んだ。


「マチルダにセリの落とし方を教えてあげて欲しい」


オークションの関係者にお願いする。


「えっと、ハルト様ではなく、

 こちらの獣人のお嬢様にですか?」


関係者は戸惑っているようだ。


「ええ、お願いします」


マチルダは、オークションでの、

手での値段の付け方を教わって、

手を動かして確認している。


「お金の事は気にしなくていい、

 欲しい物を買っていいからね」


そう言うと、目がキランと輝いていたが、

やはりこうゆう場所が好きなんだと思う。


会場になっている王宮の一室に入ると、

50人程で、思っていたより人が少なかった。


「少ないんだね」


セフィロスにぼそぼそと話すと。


「王宮でのオークションはかなり高額なので、

 参加者も限られるのです、

 一般の商人が行うオークションは、

 もっと参加人数も多く、がやがやしています」


そう言えば、何となく緊張感がある空気だ。

これも高額を扱う故なのだろう。


壇上に髭を生やした男性が現れ、

歌手か?というようなハリのある声を上げていく。


「まずは、この・・・」


そうしてオークションがはじまり、

マチルダは、どんどんと出品された物を落札していく、


1つだけでもどよめきが起こったのに、

6つ落札した頃には大丈夫かという声になっていて、

最後の方では、マチルダが買うと意志表示をした商品は、

競って値段が上がるだけで、結局買えないと分かっているので、

だれも参加しなくなってしまった。


「もう、競る気持ちもなくなったみたいだね、

 安く買えそうで良かった」


余裕でマチルダを見守る俺を、

宇宙人でも見るような目で、周りの人が見ている。


隣で座っていた貴族が耳打ちをする。


「おたく、大丈夫なのですか?

 獣人の奴隷が、恐ろしい金額を落札していますが・・・」


「ええ、大丈夫ですよ」


セフィロスは固まっているが、

俺はきちんとマチルダが落札した金額を計算している。


確かに、かなりの出費にはなるが、

手元にあったお金を考えると、余裕で払える金額だ。

結局マチルダは出品された商品の7割を落札した。


ちなみに俺の出品した1点は、想定金額の500倍で売れた。

ちなみに龍神様からもらった祠にあった、

木彫りの意味不明のモチーフの彫り物で、

本当にこんな物に値段がつくのか?と疑問に思っていたが、

その木彫りがオークションで登場すると、

一気に会場がざわついて、とある大富豪競り落としていた。


鑑定のスキルが低いので、あの木彫りが、

実際どんだけ凄いのかまったく分かっていなかったので、

マチルダに聞くと、”一か八か”の付加がついていて、

何も起こらないかもしれないが、

凄い幸運に恵まれるかもしれない一品だったらしい。


それなら、手元に置いておいてもいいのでは?

と思ったが。


「ご主人様、幸運SSだから不要」


と言われてしまい、納得してしまった。


これで、あの大富豪に更なる幸運がある事を願うのみだ。


オークションが終わり、支払いのコーナーへ行く。


なんせ落札した商品が多いので、

専門の部屋が用意された。


「これで以上です」


「はい、確かに」


マチルダが落札した物に間違いがない事を確認する。


「あの・・・それで、

 出品された物と落札された物との差額で、

 お支払いが国章金貨132枚、金貨62枚なのですが・・・」


本当に払えるのか?と顔に書いてあって、

不安気な様子を隠さないオークションの関係者に、

何でもないような顔でお金を渡す。


「これでいいですね」


収納からお金を出し、関係者の前に出す。


「枚数を数えて下さい」


驚いた顔で、ぼーとしてた関係者が、

はっとなって、目を見開いて、

真剣な顔で枚数を数えていく。


「はい!確かに!!!頂きました!!!!!!」


「では、品物を頂きますね」


そうして、一気に収納した俺を見て。


オークションに参加していた他の貴族、

大金持ち、王宮の関係者と、

今日のオークションは語り草となったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ