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「オークションには行かれますか?」
セフィロスが訊ねてくる。
「オークションがあるのか?」
「はい、1ヶ月後行われて、
王宮主催の物なので、かなりレアな物も集まると思います」
「それは面白そうだな」
「おーく・・しょって?」
マチルダが不思議そうな顔で聞く。
「いろんな商品が売られるのですが、
一番高い金額を付けた人が購入できる、そんなイベントです」
セフィロスがマチルダに説明をしてる。
「珍しい物が売られますよ」
そう聞くとマチルダが。
「行きたい!」
と尻尾をぶわっと膨らまる。
これは興奮した時の特徴なので、本当に行きたいのだろう。
「席を取りましょうか?」
「皆で参加したいのだが・・・」
「貴族ですので、参加したいと言えば優先されます。
3席分確保しておきます」
そうして、オークションへの参加が決まった。
「どれか出品しようかな・・・」
オークションに参加すると決まって、
競り落とすだけでなく、できるなら出品もしたくなった。
ステータスパネルを見るも、あまりにも物が多すぎて、
どれがどれだか分からなくなってきた。
鑑定のスキルは一応あるが、さほど精度は高くないので、
何に使うのか、どれぐらいの価値があるのか、
分からない物が溢れている。
「私、整理したい」
マチルダが、俺の横でじっと見ている。
「そうか?」
俺はマチルダを膝の上に乗せて、好きにさせてやる。
それをみたセフィロスがぎょっとした顔をする。
「奴隷にステータスパネルを扱わせるなんて!」
確かに、とんでもないという、セフィロスの気持ちも
分からないでもないが、
鑑定に関してはマチルダが間違いない。
「マチルダだからだよ」
のんびりした声で言うと、
はあとため息をついて、セフィロスは見守る事にしたようだ。
「これ、貴重、売ると高い」
「へえ」
「これ全部偽物」
「ふうん」
偽物も以外と多くあって、全て素材にしてしまう。
「オークションって出品できるのだろうか?」
マチルダが高いといっているのだ、
ますます売ってみたくなった。
「確認してみます」
セフィロスが王宮の関係者に相談してくれて、
品物を確認した担当者が、
その品物なら出品は大歓迎という事で、
マチルダが高いと言った1点を売る事にした。




