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異世界で調合は最強です  作者: あいら


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47/68

3-8

女性の噂話や、議長の奇跡もあったが、

一番素材を手に入れたのはやはりセフィロスで、

正直自分では一生かかっても無理だったと思うので、

本当に凄いと素直に驚く。


とうとうエリクサーを作る時がやってきた。


これほど調合にどきどきした事はない、


人一人の命がかかっているのだ。


慎重にパネルを操作する。


1つ、1つと調合に必要な素材が出来上がる。


そして、とうとう・・・


「できた!」


ステータスパネルに『エリクサー』と表示されたのを確認して、

体中の血液が沸騰するかのような感じがする。


「すぐにルドン村へ行く!」


「手配致します」

御者とセフィロスはすぐさま動いた。





急いでルドン村へ行き、龍神様の祠へ行く。


「お待たせしました」


龍神様は一言も発せず、まったく動かない。


「エリクサーです」


「本当か?」


俺は頷く。


そしてステータスパネルの『エリクサー』が収納されている

場所を龍神様に見せる。


すると、龍神様の目に光が宿った。


「助けてくれ、彼女を!頼む!!!」


その言葉に俺はアイテムボックスからエリクサーを取り出し、

女性の口元に持って行く。


龍神様が女性が飲み込めるよう、首元を動かす、

すると、女性がエリクサーを飲み込んだ。


そのまましばらく、石の上に再び横たえる。


胸がどきどき言っているのを感じる。

ステータスパネルには、『エリクサー』と表示された、

これで助かるはず、そう思っても不安はわき起こる。


そうしてしばらくすると、

女性がぱちりと目を開けて、上体を起こした。


「あら、あなた、こんな近くでどうしたの?」


きょとんとした女性の声に龍神様は呆然としている。


「助かったのだな」


女性は不思議そうに首を傾げていた。

村人とは明らかに違う、着物のような服を着た女性は、

とても美しく、龍神様が執着するのが理解できる気がしてしまった。


「助かったって?」


「呪いに侵されていたのです」


答えた俺に女性が答える。


「貴方は?」


「失礼しました、ハルトといいます」


「うーん、寝てた感じしかないのだけど・・・

 呪いって事は助けてくれたのよね?ありがとう」


「無事でよかったです」


そう言うと、龍神様が今まで女性にかけていた、

呪いの進行を止める術を解き、

龍の姿から、美青年の姿へと変身した。


姿は人間だが、頭に角のような物があり、

龍神様が変化した姿である事は間違いないようだ。


ちなみに、龍の姿から人間の姿になったが、

服はきちんと着ている。

女性と同じよう、濃い青の着物のような服だ。


「この礼は必ずする」


龍神様が女性を抱きしめながら言う。

目には涙が溜まっていて、本当に良かったと思う。

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