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少数民族の村から、共和国の中心部に戻る、
セフィロスと合流して、調合を始める。
元々何の素材が不足しているかは、
調べ済みだった。
その上、知恵者のセフィロスが集めたとあって、
戻った3日で調合素材は全て揃っていた。
残りの4つをぱっぱと作る。
「おめでとうございます、これでSSランクです」
セフィロスが言う。
「セフィロス、悪いんだが、もうひと働きしてもらいたい」
「はい?」
「エリクサーを作りたいんだ」
禁断の調合の書をダウンロードしながら答える。
なぜ?と顔には書いてあったが、俺の表情を見て
詳しくは聞かなかった、よくできた奴隷だと思う。
龍神様の事は、村の事情もあるし、
役目を放棄している事を、広めたくはなかった。
最小限の情報であの龍神様と女性を助けたい。
エリクサーの情報を集める。
過去騙された3人組の裏の情報も使う、
本当、何が役に立つか分からない。
流石に幻と言われるだけある、
もう自生していない植物が必要だったり、
100年熟成させたお酒とか、運頼みの素材も多くある。
セフィロスのステータスパネルに集めた情報を移す。
流石のセフィロスもその素材の入手の難しさに、
険しい顔をしていた。
それを知った上で「頼む」といい。
セフィロスは静かに頭を下げた。
おれも議長に再度面会して、龍神様の事は省いて、
エリクサーを作りたいと話す。
SSランクの調合スキルを持っていると告白すると、
かなり驚いていたが、
素材の入手に力になる事を約束してくれた。
そうして待つ事3日。
待つ事しかできない自分がもどかしい。
すると、ある大商人の婦人が、毛が生えるのを止める、
つるつる薬と引き換えに、素材を分けてくれると言うのだ。
すぐさま、つるつる薬を作って、その婦人に渡した。
すると、女性の噂話は凄い勢いで広まる。
俺がエリクサーを作りたがっているという話は、
共和国の女性中に広まり、
あれと交換に、それと交換にと、
どんどん素材が集まっていった。
その次の日、マチルダが笑顔で俺の元へやってきた、
「ご主人様これ」
「これは?」
「えっと、議長様に渡してって頼まれたの」
そう言って取り出した草を、アイテムボックスに入れて鑑定する。
するともう自生していない植物だった。
「これは?」
同じ事をもう一度聞く。
「えっと、ワイバーンの肉を食べに来た人の1人の、
その友人の、親戚の、知り合いの人が、
良く食べに行っている食堂の亭主の、
お兄さんがその植物を研究していて、
その知り合いの先生が、少しだけ栽培に成功したってくれたの」
指折り報告してくれるマチルダを思いっきり抱きしめた。
議長!ありがとうございます!!!
もう自生していない植物が手に入るとか、ほとんど奇跡で、
その奇跡が凄い繋がりで手に入るとか・・・
これは調合を成功させるしかない!




