表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

はっぴーえんどげーむ

作者: 勿忘草

ぼくとれんくんはげーむをしています。

ぼくが泣いたら負けのげーむです

でも、ぼくはこのげーむがきらいです

だって、負けたられんくんがぼくの物を取るから、

ぼくは弱っちいかられんくんにけられたり、なぐられたりすると、すぐに悲しくなって、泣いてしまいます。

いやなことはすぐに先生や大人の人に言わないとだめです。

でもぼくは言いません。

なぜなら、ぼくが泣くとれんくんが悲しい顔をするからです。

れんくんはれんくんのお母さんとこのげーむをしています。

ぼくと同じ、れんくんが泣いたら負けのげーむです。

ぼくのお家はれんくんのお家の隣で、いつもぼくのお部屋の窓からげーむをしているのが見えます。

れんくんが泣くと、れんくんのお母さんはすごく怒ります。

れんくんのお母さんは、とっても怖いです。

いっつもお家にはれんくんしかいません。

ぼくのお母さんはとっても優しくて料理上手です。

でも怒ると怖いです。悪いことをすると怒ります。

でも、れんくんのお母さんはもっと怖いです。

多分、れんくんが毎日悪いことするから。

でも、電話している時は笑っています。

昨日、れんくんは学校に来ませんでした

皆が先生に聞いてたけど、先生も分かりませんでした。

でも、ぼくは知っています。

昨日、れんくんのお家の前にたくさんの車がいました

赤い車はきゅうきゅう車と言うそうです。この前お父さんが教えてくれました…あとはパトカーもいました

それで、れんくんのお母さんがパトカーに乗っていました

お母さんが前に悪い人はパトカーに乗るって言っていました

れんくんのお母さんは悪い人なのかな?

ぼくはお母さんに聞いてみました、そうしたらお母さんは

「れんくんはお空に行ったの。本当はもっとおじいちゃんになってからお空に行くはずだったのに、早くお空に行ったの。その理由がれんくんのお母さんだから、れんくんのお母さんはパトカーに乗ったのよ」と言われました

ぼくはよく分かりませんでした。お母さんには「難しいことね」と言われました

帰ってきたお父さんに「悲しいことだね」と言われました

でも、ぼくは笑っていました。嬉しかったからです

だってもう、あのげーむをしなくていいから、

だから、れんくんがお空に行ってくれて良かったです

だからぼくとれんくんのげーむは、はっぴーえんどです!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ