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梅雨

 なんやかんやあって、みんなが嫌いな梅雨の時期がやってきた。ジメジメムシムシしていて、僕は本当に大嫌いである。そのせいなのかはわからないが、気分が無性にイライラしてしまう。しかも、歩道を歩いていると、車が通った時に水をかけられて心底腹が立つ。

 靴も靴下も濡れて学校に着くと、自転車小屋から走っていく生徒がたくさんいた。一概に徒歩通がいいとか、チャリ通がいいとも言い難いなと思うのだった。

 教室に入ると、床に足跡が結構あった。どうやら濡れた足で歩いていたらしい。

 自分の席に着くと珍しく早く隣りの奴がいた。菜月だった。靴下を履き替えているらしかった。それを見て僕は

「僕も変えの靴下持ってくるんだったなぁ」

 とつぶやいた。それを聞いていたらしいひみこが

「何独り言言ってんの?きもいんだけど」

 とまぁ、辛らつな言葉をかけてきた。

「いやぁ、靴下持ってこればよかったなって思っただけなんだけど」

「あっそ」

 ああ、理不尽( ^ω^)。

 ガラガラガラ

 前方のドアが開いた。時計に目をやると20分に差し掛かっていた。なるほど理解。

 朝のST時、先生から修学旅行についてのことが少し話された。そういえばもうすぐ修学旅行だったな。忘れてたな完全に。ソウイエバカエって来たら即テストだったじゃんってことを思い出した。憂鬱な日がさらに憂鬱になったのであった。

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