表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

日常

そんなこんなで初日も終わった。今日一緒に活動した班の人たちは、岡住泰斗(おかずみたいと)大川良平(おおかわりょうへい)小六(ころく)トシユキ、大谷有美(おおやゆみ)川泉万結(かわいずみまゆ)そして、小鷹紅羽の7人だ。全員話しやすく、とても楽しかった。

 学校も終わり、帰路をたどっていると後ろから声をかけられた。

「おーい。きりー、待てよ」

 後ろを振り向くと予想通り、そこにいたのは米澤侑真(よねざわゆうま)だった。去年から同じクラスで、明るくてとても面白い。

「ゴメン、米澤」

「いいよー。そういえば来週いきなりテストじゃん?勉強してる?」

「いや~、してないな~。勉強しないとなとは思うんだけども」

「お前もか!じゃあ、大丈夫だろ。実力テストって言われるテストだし、実力でやらないとね」

「お、おう?」

 そういえば来週末にテストがあったな。まあ、僕ならいけるだろう。取り敢えず春休みの間の出来事を語り合いながら、いつもの交差点で別れた。

 ここからはたいていいつも一人だ。自分の家の方向に人がいないのだ。いや、いるには居るのだが、会うことはめったにない。また一人で考えながら、帰路をたどる。


___________________________________________

 

「ただいま」

 家に着くや否や、僕はパソコンを起動した。いつもの動画サイトに入って動画を見る。なぜか落ち着いてしまう自分がいる。ずっとネットの中にいてはだめなのに抜け出せなくなっていた。

 時計の針が6時を回ったころ、僕はパソコンを閉じ机に向かった。宿題が出ていたことを思い出したからだ。宿題といってもそうたいそうなものではなかったが。そうして僕は、スマホで音楽を聴きながら、自己紹介シートを埋めたのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ