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15-34. 鬼Ⅳ

「【鬼直拳】ンン!!!」

【除法術Ⅲ】(ディビジョン)ATK4(リダクション)!!!」











鬼の右拳が、真下に向かって突き出され。

壊滅的な一撃が、無防備のシンを襲った。






————ハズだった、のだが。











ズゥンッ…………



鬼の一撃と同時、砂漠に響いた音は————そんな小さな、地鳴り程度でしかなかった。




「…………なっ、何故であるか!?」


頭で予想してたのと喰い違う結果に、狼狽する鬼。






【六鬼法】だけじゃなく、『約分(リダクション)』の効果まで乗せてしまった鬼の右拳。

その威力は……今までとは、文字通り()()()()()()()()()()


超速の拳が起こす衝撃波すら、無く。

拳の威力を物語るクレーターすら、無く。

耳がイカレるような轟音すら、無く。

地震のような足元の揺れすらも、無く。


そして……シンを一撃でペチャンコにする力も、鬼には無かった。






「何故…………おかしい! 異常なのであるッ!!」


狼狽しつつも鬼がゆっくり右拳を持ち上げると……拳の下から現れるのは、気絶前と変わらぬ姿のシン。

多少身体が砂に埋もれているものの、7倍になったシンのDEFが持ち堪えたようだった。




……それどころか。



「…………はッ!」


パッと目を開き、意識を取り戻すシン。

威力の衰えた鬼の一撃は、シンにとっちゃノーダメージどころか……良い感じの目覚ましに成り下がっていた。




「……こっ、コレは…………ッ!?」

「何ッ!? 生きていたのであるか!?」


目覚めるや否や、頭上の鬼と眼が合うシン。



「ならばもう一撃……息絶えるのだ!! 【鬼直拳】ンン!!!」


起き上がるシンに、慌てて右拳を振り下ろす鬼。

だが……その拳にスピード感は無く————



「……ふッ!」


拳が到達する前にピョンと立ち上がり、回避。

そのままササッと僕の下へ帰って来る。




「大丈夫かシン!?」

「……はい。すみません先生」

「おぅ」


別に謝らなくていいんだけど……両掌で潰され拳で潰され、大変だったな。



「怪我は無いか?」

「大丈夫です。……ちょっと頭がボンヤリしますけど」

「……お、おぅ」


怪我が無くて何よりだけど……ちょっと心配です。

腹にデッカい怪我抱えた僕が言うのもなんだけど、無理すんなよ。




「「「シンーッ!!」」」


っと、シンの無事を確認したところでコース・ダン・アークも駆けつけて来た。



「おいシン! お前大丈夫かよ!?」

「あんな一撃、モロに受けて……怪我してない?」

「大丈夫です、ダン、アーク。ご心配をお掛けしました」


ダンとアークに軽く頭を下げるシン。

2人の顔にも安堵の表情が浮かぶ。



「ホントだよー! もう私、シンだけにシンじゃったかと思ったんだからねー!」

「「「「…………」」」」


洒落になってないよ。



「大丈夫ですよ、コース。私の事をシン頼して下さい」

「うん!」


……お前も無理に乗っからなくて良いから。











「ガーッハッハッハッハ!!!」


5人でシンの無事を喜んでいるところに、背後から掛かる声。

勿論、声の主は鬼だ。



「「「「「……っ」」」」」

「長剣の少年よ、貴殿は『幸運』であるな!!」


全員揃って振り返ると、そこには腕を組んで仁王立ちの鬼。やけにニッコリしながら、シンを見て叫んでいる。

……ん、幸運?



「『幸運』、って…………?」

「決まっているであろう! 貴殿が奇跡的にも死を免れた事である!!」

「…………ああ」

「今や貴殿は死んでいた筈であるが……どうやら吾輩、力の入れ具合を誤ったみたいだ! お陰で貴殿を殺し損なったぞ! ガーッハッハッハ!!」


……この鬼、なんでシンを殺し損ねたのか分かってないじゃんか。

ならば、教えてあげなきゃな。鬼が……お前がシンを殺し損ねた、本当の理由を。






「……しかし長剣の少年よ、()()()()のである! 吾が【六鬼法】で貴殿らを全滅させ————

「やってみろよ」


鬼の言葉を遮って挑発する。




「……なッ!?」


鬼、動揺。

隣に立つ4人も『えッ!?』って表情で僕を見つめるけど、構わず続ける。



「次が無いのは()()()なんじゃないのか? 特に【六鬼法】とか」

「…………どういう意味であるか、白衣の勇者よ?」


じゃあ、答え合わせと行こうか。




「いやー、助かったよ。お前の【六鬼法】が『凄い攻撃を繰り出す技』なんかじゃなく、『単なるステータス強化魔法』だったからな」

「……っ」


ちょっとイヤミっぽく言ってみるけど、鬼は張り付いたような笑顔のまま微動だにしない。



「【六鬼法】の『六』は五徒手・一棍の6じゃなくて、『ATKを6倍』の6。……違うか?」


僕の【乗法術Ⅵ】(マルチプリケーション)と同じ感じのな。

……さぁ、どうなんだ。答えろ。



「…………」


相変わらず、微塵も動かないまま黙り込む鬼。






————すると。



「…………ガーッハッハッハッハ! 左様!! まさか見破られるとはな!!」


堰を切ったように再び笑い出し、認める鬼。

……突然笑い始めるモンだから、僕達も少しビクッとした。



「白衣の勇者の推測通り、吾が【六鬼法】はステータス強化魔法の一種! 五徒手・一棍は単なるコジツケである!!」


……見破った今だから言えるけど、中々良く出来たコジツケだと思うよ。




「しかし、だから何であるか!! 【六鬼法】を使った吾がATKは優に1000を超す! たとえ『謎の強化魔法使い』である貴殿でも、強化魔法でDEFの1000超えなど出来る筈があるまい————


「数学者舐めんな」


あぁ、出来ないさ。

DEFで1000超えとか無理無理。

……だけどさ、何でもかんでも『ステータス強化』で対抗してると思ったら大間違いなんだよ。

どれだけDEFを強化しても敵のATKに勝てないなら————そんな時は、()()




「お前のATKを『弱体化』すれば良い」

「……なっ————

「ってか、もう弱体化してるからな」

「何だと……!? まさか先程の脱力感は!?」

「あぁ。ソレだ」


【鬼直拳】で6倍に加算された鬼のATKは、【除法術Ⅲ】(ディビジョン)で強制的に4で割られ。

6倍だったハズの鬼のATKは、わずか3/2(2分の3)倍……1.5倍にまで抑えられている。


威力も、スピードも、衝撃も、4分の1。

そこまでレベルの下がった攻撃なんて、僕達にとっちゃ怖くない。


【六鬼法】なんて、もはや【1.5鬼法】だ。






「だから……【六鬼法】が猛威を振るうなんて事、『次は無い』んだよ」

「…………くぅッ……」



大きな牙を剥き出しにして、鬼は悔しさを滲ませる鬼。

……フッ、なんか滑稽だな。さっきまであんなガハハガハハ笑ってたってのに。

ステータスだけじゃなく心まで削りに行くとは……【除法術Ⅲ】(ディビジョン)、まるで効果抜群じゃんか。



……じゃあ。



「そうだな。……ついでに、お前のDEFも削っちゃおうかなー」

「なっ、何ィ!?」


予想以上に悔しがる鬼の姿が面白かったので、ちょっと揺さぶってみる。



「どうしよっかなー? ATKだけじゃなく、お前のDEFまで1/4(4分の1)に出来るんだけどなぁ————

「止めろォォォ!!」


プライドも投げ捨てたかのように叫ぶ鬼。

……イイねーイイねー。まるで鬼の生殺与奪が僕の手中に有るみたいだ。



「やっちゃおうかなぁー?」

「止めるのだァァ!!!」

「どうしよっかなぁー?」

「頼むッ!! それだけは————

【除法術Ⅲ】(ディビジョン)・DEF4!」


まぁ、何と言われようが使うけどね。



「なッ……」


結局魔法を掛けちゃった僕を見つめて、呆然とする鬼。



「……白衣の勇者よ…………」

「ん?」


呟くような鬼の言葉に、耳を傾ける。

……なんだろう。逆ギレでもすんのかな?




「………………貴殿の行い、まさに鬼の所業である!! この鬼が!!!」

「……」


お前に言われたかねえよ。






……すると。



「…………ガーッハッハッハッハ!! しかし、吾輩も随分とやられた物だ!」

「「「「「……っ」」」」」


今までの雰囲気とは打って変わり、いきなり悔しさをも吹き飛ぶような高笑い。

突然の豹変に、僕達も気圧されてビックリする。



「【六鬼法】だけでなくDEFも下げられるとは……だが、吾輩は必ず貴殿を殺すッ!! 覚悟しろ白衣の勇者ァ!!!」


僕をビシッと指差し、高らかに宣言した。

……さすがは敵の軍団長様だ。そう簡単には心を折らせてくれないようだ。




……さて。

軍団長様は強気にもあぁ言ってるけど……とにかく、コレで【六鬼法】が猛威を振るう事は無くなった。

つまり、『一撃必殺の恐怖』も取っ払われた。

という事は……鬼の繰り出す攻撃にも、特段気にする必要なく戦える。


ついでにDEFも4で割っといたので、こっちの攻撃もビシバシ通るハズ。



「そんじゃ、皆……」


要は————やりたい放題だ。



「……反撃だ。行くぞ!!!」

「「「「おう!!!」」」」
















「よくも先程はッ!!」


鬼への反撃、先駆けるシン。

『さっきのボコボコにされたお返し』とばかりに全速力。




「フン、言った筈であるぞ……『次は無い』となァ!!」


迎え撃つ鬼、鉤爪の伸びる右手を振り上げる————




「させるかよ! 【定義域Ⅱ】(ドメイン)x ≦ 1(シンの眼前1mまで)!!」

シュンッ!!


と同時に、鬼の攻撃を防ぐ領域(テリトリー)を張り。

シンが青透明色の空間に包まれる。




「【鬼斬爪】ォォ!!!」

ギイィィィッ!!


直後、振るわれた鬼の鉤爪は……領域(テリトリー)の壁を破れず

黒板を引っ掻くような音と共に、領域(テリトリー)の表面に爪を立てながら下りていく。



「くぅッ……何であるか今の音はッ!? ゾワッとするぞ!!」


鳥肌を全身に浮かべながら、自分で鳴らした音に憤る鬼。




「隙ありッ!!」

「むッ!?」


そんな後ろから忍び寄るアークの影。

鬼の眼めがけて跳び上がり、槍を振りかぶる。




「同じ手は喰らわぬ!!」


が、鬼もいち早く気付き。

ちょっと眼を守りつつも、身体を捻らせて背後のアークに左手甲を飛ばす。



「【鬼殴甲】————

「やらせねえ!」


鬼とアークの間に、大盾を構えたダンが飛び込み。




【硬壁Ⅸ】(ハード・シールド)!!」

カアアァァァァン!!!


そのまま、アークを庇った大盾に鬼の裏拳が直撃。




……だが、ダンは余裕で裏拳を受け切る。



「ヘッ! 【六鬼法】も弱体化しちまえばこんなモンかよ!」

「黙るのだ!!」


鬼もダンの挑発に思わず言い返す。




「隙だらけですよ!!」

「……何ッ!?」


その間にも、ノーマークになったシンが懐に入り。




【強突Ⅴ】(ストロング・スラスト)!!!」

ザクッ!!!


特訓で鍛えに鍛えた『突き』が炸裂。

容易く鎧を貫通し、鬼の左腿に深く突き刺さる。




「うぅッ!」

ズゥゥンッ!!


痛みに耐えきれず、片眼を瞑って膝をつく鬼。




「ぐぅッ!! ……やはり貴殿は殺す!!!」


苦しい表情を浮かべつつも、腿から長剣を引き抜くシンをギロッと睨み。

右掌を振り上げ、再びシンを潰す態勢に入る————




「【鬼潰掌】!!」

「させなーいッ! 【水線Ⅴ】(ウォーター・レーザー)!!」


が、コースの水のレーザーが鬼の腹を襲い。




「がはッ……!?」

パァン!!


狙いを外れた掌は、明後日の方向に降下。




「……もう!! 実に鬱陶しいのである!! 【鬼弾指】ィ!!!」

ビシッ!!


ついに鬼も怒り出し、デコピン空気砲でコースを狙撃に掛かる————




……が。



「イャッホー!! 当たんないよー!!」


魔術師らしからぬ足の速さで、デコピン空気砲を避けていくコース。



「【鬼弾指】! 【鬼弾指】! 【鬼弾指】!」

ビシッ!!

ビシッ!!

ビシッ!!


予想外のスピードで駆け回るコースに、鬼のデコピン連撃も追いつけない。






……本当に文字通り『やりたい放題』だなこりゃ。

さっきまでの鬼の強さがまるで霞んじゃうよ。


鬼の身体にも鎧を貫通した刺し傷や切り傷が増え、流血も多くなっている。

心なしか鬼の動きも鈍くなってきているようだ。




さて、それじゃあ…………そろそろトドメだ。

港町・フーリエを巻き込んだこの戦いにも、決着を付けよう。











「【鬼弾指】! 【鬼弾指】! ……あぁッ!!!」

「当たんないなら、コッチからいっちゃうよー!!」


一発と当てられず憤る鬼を見て、コースがパッと立ち止まると。



【氷放射Ⅱ】(アイス・マシンガン)!!」

シュシュシュシュシュッ!!


魔法を唱えると同時、大量の氷が現れ。

マシンガンの如く、鬼の顔面めがけて乱射。




「全て撃ち落としてやるぞ!! 【鬼直拳】!!」


突き出された右拳が、氷の塊を砕き割る————






その、瞬間。




「……【強斬Ⅷ】(ストロング・ブレード)!!!」

ザシュッ!!!


鬼の死角から飛び出したシンが、鬼の右足首に狙いを合わせ。

両手で握った長剣を……思いっきり、振り抜いた。




「ぐあァァァッ!!?」

ズゥン!


右足首を一刀両断され、左膝に続いて右膝も地面につく鬼。

膝立ちの姿勢になり、両手をついて項垂れる。




「今よ……【強刺Ⅵ】(ストロング・スタブ)!!」

ブスッ!!


そこを畳み掛けるアーク。

砂漠に縫い付けるかのように、鬼の左手甲から槍で真っ直ぐ貫き。



ジュウウウゥゥゥ……

「があアァァァッ!!!」


槍から溢れる炎に手を焦がされ、悲鳴を上げる鬼。

項垂れる顔からは汗がポタポタ流れ落ち、直下の砂漠にシミを作る。






両足とも動かせず、左手にも槍を刺された鬼。


……鬼の動きが、封じられた。











「先生! チャンスです!!」

「鬼の動きが止まったわ、ケースケ!!」

先生(せんせー)やっちゃって!!!」

「おぅ!」


今さっき飲み干したMPポーションの瓶を投げ捨てながら、3人に返事を返す。




「ダン! この前の『アレ』、頼むぞ!!」

「おぅ先生! 任せとけ!!」


ちょっと遠くに居るダンにも声を掛けると、すぐさま駆け始めるダン。

……察しが良くて助かるよ。




「それじゃ……僕も!!」


ダンに続き、僕も同様走り始める。


目指す先には…………項垂れた鬼の、頭。

ボサボサな茶髪に、鋭い角が2本生えているのが見える。




その視界に、横からダンが駆け込み。

僕と鬼の直線上でしゃがむと……大盾を頭上に掲げた。



「先生!! 準備オッケーだぜ!」

「おぅ!」


ダンに答え、走りながら腰のナイフに手を掛ける。




————鬼……軍団長様を仕留める、絶好のチャンス。

トドメを刺すなら、勿論……一撃で決める。

脳天をグサリ、だ。


その線で行きます。






「行くぞダン!!」


ダンの大盾を真っ直ぐ視界に収め、助走をつける。

右手で腰のナイフを抜き、逆手に握る。




「任せろ!!」


段々とダンに近づくにつれ、速度を上げる。




「ふんッ!!!」


助走がバッチリが決まったところで、思いっきり踏み込み。

身体の勢いそのままに、ダンの大盾に足を掛け。




【硬叩Ⅶ】(ハード・バッシュ)!!!」


足元の大盾が突き出されるタイミングに合わせて、思いっきり膝を伸ばし。

真っ赤に染まった白衣を翻しながら、空へと飛び上がった。











放物線を描きながら、宙を舞う僕の身体。

その放物線が描く先に有るのは…………鬼の、脳天。




「行け、ケースケ!!」




放物線の頂上に差し掛かり、身体がフワッと無重力状態になる。




「先生!! 頼みます!!」




風を切る音を感じつつ……右手に握ったナイフに左手を添え。




先生(せんせー)いけーッ!!」




身体が下降を始めたところで、逆手に構えたナイフを頭上に挙げ。




「やっちまえ、先生!!!」




鬼の脳天めがけて、飛んだ。






「ぅおおオオォォォォォ————


























「————させないのであるッ!!!」






その瞬間、鬼がグィッと頭を上げ。




…………僕と鬼の、眼が合った。






「なッ…………!?」


……くっ、避けられない! ガードの体勢が精一杯だッ!




そんな僕が驚いている間にも、鬼は右手を伸ばし。




「……ふんッ!」


そこに置いてあった金棒に手を取ると。



グッと握り、そのまま————






「【鬼壊棍】ンンンンンンンン!!!!」


鬼の最後の力を振り絞った、全力のスイングが。

巨大な金棒が、空中の僕へと襲い掛かった。



…………ダメだ、直撃するッ!!!






「くッ……クソオォォォ————

ゴンッ!!!




僕の身体は、鈍い音と共に金棒に打ち付けられ。


悲鳴も半ばに、ホームランの如く打ち返され。



砂漠の空を、舞いながら…………————
















()()()になって、消えた。
















「本物は()()()だよ」




合同体が金棒で飛ばされていく、その背中を見ながら……ダンの盾を蹴って跳び上がり。



振り抜かれていく、金棒を見送りながら……フワッと舞い。



ナイフを両手で握りながら……下降を始め。






勝利を確信する鬼の表情が、絶望に染まっていくのを見ながら。




「おらあアァァァァァ!!!!」

「ぐおオォォォォォォ!!!!」


お互いに、全力の雄叫びを上げて。
















ブスッ






()()()()は————鬼の眉間に、ナイフを突き刺した。

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本作は、以下リンク(後編)に続きます。
以下リンクからどうぞ。
 
『数学嫌いの高校生が数学者になって魔王を倒すまで eˣᴾᴼᴺᴱᴺᵀᴵᴬᴸ

本作の『登場人物紹介』を作りました。
ご興味がありましたら、是非こちらにもお越しください。
 
『数学嫌いの高校生が数学者になって魔王を倒すまで』巻末付録

 
 
 
本作品における数学知識や数式、解釈等には間違いのないよう十分配慮しておりますが、
誤りや気になる点等が有りましたらご指摘頂けると幸いです。
感想欄、誤字報告よりお気軽にご連絡下さい。
 
皆様のご感想もお待ちしております!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
どうか、この物語が
 
小説を愛する皆様の心に、
心の安らぎを求める皆様の心に、
現実とかけ離れた世界を楽しみたい皆様の心に、
そして————数学嫌いの克服を目指す皆様の心に
 
届きますように。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
― 新着の感想 ―
[気になる点] -1使えばいいのに。 エメラルドウルフの時もそうだけど、道徳で自分の命救えるなら苦労ないんよなぁ…
2021/06/22 11:28 退会済み
管理
[気になる点] -1倍すればいいだけなのでは…ボソッ
2020/09/28 16:34 退会済み
管理
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