表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光の偽証  作者: 神無月 タクト
長く短いプレリュード
7/12

第陸話 ただ優しい日々

「なぁ煌希、帰りにマック寄って帰ろうぜ。ナゲット半額クーポン使い切りたいし」

 放課後の教室で透夜が気の抜けた欠伸をしながら声をかけてきた。自分の用事までは、まだ時間があるので問題は無いだろう。

「別にいいよ」

 そう短く答えると、後ろからちょうど学級日誌を書き終えた椿姫が興味深そうな顔で会話に混ざってきた。

「なになに?これから二人でどっか行くの?」

 その問いに透夜が先ほど僕にしたのと同じ説明を椿姫にもする。

「いや、今大量に余ってるナゲットのクーポンを使い切ろうと思ってマックに行くんだけど椿姫も来る?」

「透夜が僕たちの分もおごってくれるって」

「おい待てよ煌希!誰もおごるなんて言ってないだろ」

 僕の軽口に透夜は異議を唱えるが椿姫はかなり乗り気になったようで

「透夜君のおごりだったらぜひ付いて行くよ!」

 と素敵な笑顔を浮かべるのであった。

 さすがの透夜もこの笑顔には敵わないようで、何かを諦めたように溜息をつき自棄やけになったのか、「何でも好きなもん買ってやるから好きなだけ頼みやがれ!」と叫ぶのであった。


「本当に!?じゃあ、ダブルチーズバーガーと、リンゴパイと、イチゴシェイクと後は・・・」

 その気になった椿姫の購入商品メニューが増加していくことに同情しつつ、僕も便乗することにする。

「じゃあ僕はてりやきバーガーと三角チョコパイとポテトでいいよ」


「何でおまえの分まで買わなきゃいけないんだよ!」


「差別はやめてよ。椿姫と一緒に僕も養ってくれよ」


「そうだよ。煌希君が可哀想だよ!あと私も三角チョコパイ食べたい」


「一番可哀想なのは俺だろ!」


そんな他愛のない会話をしながら僕たちは教室を出た。


しかしこの時の僕らは、ある重大な見落としがあることに気が付かなかった。



 そう、僕も椿姫もナゲットを頼みそうにないという事に・・

 学校帰りに友達とマッ◯に寄る。憧れますね~


僕は直行直帰を大事にしてるんで、そんなイベント起こったことがないです。(別に友達がいないわけではありせん)

 もしも飲食店に入るとしても一人でコ◯ダに行くぐらいです。


ちなみにマ◯クは値段的に好きですが、執筆したり勉強したりするのは圧倒的にロッテ◯アです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ