少年と少女3
読みやすさって何?
あと色々な謎は後々分かるハズです
自己紹介をお互い済ませると、ケイはキョウノに向けて問うた。
「...それで、何しに来た?」
キョウノは少し思案したような顔の後
「ちょっとした散歩...かな
それにお父さんのお墓まいりよ。丁度この辺にあるの」
ケイは自分の考えが当たったことに少し複雑な気分になった。
しかし同時に、彼女の父親に対して心の中で文句を言っていた
(ジジイ...この辺が破壊されるかも知れないのに何を言ってんだ!)
なお心の中で帰ってきた返答は、「それはそれで面白いだろ?というかお前なら余裕で撃退できるだろ」
と、無駄に爽やかな笑みで帰ってきたようで、ケイが更にイラつく結果となった。
「それで、お墓はどこにあるのか分かっているのか?
言っとくがこの辺りにそれっぽいのは無いぞ(というかこの円柱の建物があのジジイのお墓って言えねぇぞ)」
「大丈夫、知ってるわ。 その目の前にあるのがお父さんのお墓でしょう?」
この言葉を聞いたケイは顔を顰めて(というより顔に出るほど)心の中で怒鳴った
(あのジジイ何してんだぁぁぁ!!
この建物自体秘密だって自分で言ってただろうがぁぁぁ!!!)
なお心の中で放った蹴りやパンチは全て受け流されたという。
ちなみに京乃のお父さんは研究者で、この円柱の建物は研究所です